私たちはロシア人とフランス人なわけですから、花火文字の苦戦とともに、アルファベットにも苦労しました。
ええっと「S」の次はなんだっけ?のたびに
「A,B,C,D,E,F,G,H,I,J,K...LMNOP........」
と「S」まで毎回言いだすので、通りがかりの人々には夜更けまで「基礎英語のお勉強をしている熱心な女たち」と思われたかもしれません。
おかげで「V」を忘れました。
上の「V」のような文字は、実は失敗したひらがなの「く」を回転させて掲載しています。
最後に一本だけ余った花火で何をするかと言う話になったのですが、「V」でもなく「く」でもなく、「へ」でいこうとまとまりました。
結果的に、そのウデがすばらしいあまりに花火文字のほとんどを書いていただいたスーパーアドバイザー伊藤さん。
「ちょっとー花火ばっかで私の顔がぜんぜんうつってないじゃんよー」
とおっしゃるので、尻文字が生き様である彼女らしいシメのポーズをキめていただきました。
あまりにも見事なポージングだったために、私は「へ」を書くことが出来ませんでした。
最後の一本をムダにしてしまったことをみなさまに深くお詫びします。
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