コネタ691
時代は移り変わっても変わらないアナログな手法はまだまだ世の中にあふれている。 「電話番号の語呂合わせ」 電話番号を覚えやすくするために数字を語呂であわせる手法であるが、これもかなりアナログな手法だ。
しかし、思い起こせば学生の頃、鎌倉幕府の誕生を“いい国作ろう”(1192)と覚えていまだに忘れないように、語呂合わせとは今でも確かに有効な数字の記憶法なのだと思う。
そこで筆者の近所にあふれる「語呂合わせ電話番号」を適当にサンプリングし、ここで品評、グランプリを決定してみる事にします。カムヒア! 語呂合わせ! 4649!
(梅田カズヒコ)
電話番号語呂合わせの傾向と対策−1
6480(むしばなし)
局番+6480で歯医者につながる確率高し
近所(京王線沿線)をまわった結果、語呂合わせ電話番号にも傾向がある事がわかった。まずは病院・医院系は語呂合わせが好きだということ。中でも歯科はなぜか語呂合わせが大好きだ。そしてやたらと「6480」(ムシバゼロ)を使うという傾向を発見した。
もしもあなたの家の電話番号の下4桁が6480なら、近所の歯医者と番号を交換すると喜んでくれるかもしれません。 どんなものにも傾向があるんですね。これを発見した時は少し嬉しかったです。
電話番号語呂合わせの傾向と対策−2
次は番号内に登場する0(ゼロ)に注目しつつ鑑賞していただきたい。
何を言わんとしてるかお分かりいただけただろうか?
0(ゼロ)の多様性というか、いいように扱われるゼロというか。
前半の0(→レ)、0(→オ)はよく分かるが、中盤の0(→オル)、0(→ン)はちょっと苦しい。そして最後の2つに関しては完全に0という数字が無視されてしまっている。
0はゼロだからないのと同じという解釈だろうか。
ニュアンスの話になってしまうが、おそらくゼロにはどこかオールマイティな感じ→何を当てはめてもいいのでは? といった風潮があるようだ。少しかわいそうな気もするが、今後とも0には語呂合わせ界の異端児として不可能を可能にしていってもらいたい。
いよいよグランプリ(俺の中で)決定!
さて、以上が語呂合わせの現在の傾向だ。ここからは純粋に品評しつつ、「第一回語呂合わせ電話番号グランプリ(俺の中で)」を実況「俺」、解説「俺」で決めていきたい。