「お子さまランチ」のプレートを愛用している。おととしの暮れに引越して以来食器のダンボールをあけていないので、手近な皿がこれしかないからだ。夢いっぱいなルックスのわりには、使っている理由はいたってうしろむき。 お子さまランチのプレートとして生まれてきたからには、一度はそれらしく活躍してほしい。好きな食べ物いいとこどりの、本来の姿へ。お子さまプレート原点への回帰をめざします。
(text by 田中あずさ)
イルカちゃん
わが家のお子さまプレートは、飲食店を営んでいた実家の倉庫にあったもの。ひとり暮らしをはじめる際に、こっそり持ち出したのだ。一枚の皿に野菜も肉も魚もごはんも乗せられて便利よね〜、と思ってのことだが、ひとり暮らしの食生活で野菜も肉も魚もバランスよく食べるはずはなく、結局仕切りを無視してカレーやらチャーハンといった一品料理を無造作に乗せていた。過去形だけど今もそうです。
好きな食べ物オンパレード
納豆 私の体のほとんどは納豆ごはんと酒でできていると思います
盛り付け
おれさまランチ
できた。私の好きなものだけが乗っているランチプレートだ。いいのかな。こんなに好きなものばっかり。恐縮だ。
ひとつひとつはよく食べているものだけど、集合するとうれしさが倍増した。お子さまランチがうれしかったのも、「ちょっとずついっぱい」ってのがよかったのかも。
しかしこのラインアップ、大人なかんじである。お子さまプレートを通じて、自身の成長ぶりを実感することにもなった。もはやお子さまプレートはお子さまのためだけのものではない。これからもお子さまプレートを活用して、好物を食べるうれしさをかみしめていきたい。
まとめと考察
お子さまプレートに自分の好きなものを盛り付けるとうれしさが倍増する。少しづつ、種類をたくさん乗せるのがポイントです。