問題のお値段
料金はやはり高い。クラブツーリズム社は20万USドルでこのチケットを販売するそうだ。約2200万。にせんにひゃくまん……。
とはいえ、これは過去2回民間の宇宙船によって宇宙に行ったロシアの富豪(二人いるらしい)が払った金額の1%にすぎないという。安いのだ。すでにVirgin Galactic社のホームページを通じて2万8千人が予約を入れている。
そして、5年を目処に料金は半分の10万ドルに下げる目標も立てているとズバリ。
話を聞いて思い出したのは携帯電話のことだ。子供の頃、電話を外に持って出られるなんてほとんど夢みたいなもんだった。それが実現されて、でもバカ高くて普通に持てるようなものではなかった。それがたった今、私のカバンのなかに入ってる。
宇宙旅行も、携帯みたいにもしかして、もしかしちゃうんじゃないのか。
ターゲットは、シニア
ちなみにクラブツーリズムではターゲットを主にシニアに設定しているという。団塊の世代が還暦を迎えるにあたって、高額な旅行をできる層がぐっと増えるのではないかとのこと。
会社も辞めて人生に余裕が出来た、いっちょう船で世界一周でもやるか的な話として宇宙旅行を提案しようというのだ。その構図、かなり想像がつきやすい。リアルだ。
ちなみに、Virgin Galactic社では一般客を乗せる前に、今回の記者会見に参加していた社長以下4人のみなさんがテスト飛行に参加するのだそう。
私は近い未来に宇宙へ行く4人に接触したのだ。おおーー。これは何となくあと50年ぐらいで本当に普通に宇宙に行けちゃうんじゃないかという気がしてきました。やばい、どうしよう。 |