寺の前に貼られた移転先の地図を頼りに歩き回り、どうにかたどり着いたのがここ、名物ぎぼまんじゅうのお店。まんじゅうがそのままシンボルマークになっているのでわかりやすい。
店に入ると蒸しあがったばかりのまんじゅうのおいしそうな匂いが充満していた。二つ下さい、と注文すると「の、入れますか」とおばちゃんに聞かれる。ええ、もちろん入れてください。
注文を聞いておばちゃんが蒸しあがったばかりのまんじゅうに「の」を書いていく。ついにその瞬間を捉えたぞ、と思っていたのだけどおばちゃんの筆さばきがあまりにも速いので写真に撮ることができなかった。この失敗が後に僕に起動の速いデジカメを買わせることになる。
おばちゃんは「の」を入れたまんじゅうを月桃の葉に包んで渡してくれた。ちなみにこのサイズで1個100円。 |