そして大僧侶の口上は続くのだが、
「私は性格は明るい方でございます。酒は一滴も呑みませんが、歌を歌うことが大好きです。お葬式ではありますが、ここでおめでたい歌を披露しますので、笑わずに聴いてください」
といって、 いきなり歌い出した。その歌は実際に聴いて頂くとして、コメントは差し控えるとしよう。
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歌の後も口上は続く。
「なむはんにゃ〜はら〜みた〜。(生き仏に向かって)あなたのこれからの行く末は、私には分かんねえ。良くなるか悪くなるか私には分かりませんけれども、ぜひとも良くなってもらいたいとおもうところであります。あなたのご家庭の幸せを祈って、引導を渡します」
何かを言っているようで、その実なんにも言ってない口上に、場内は大爆笑だが、ここでの儀式はこれにておしまい。
おまぬけな感じはどうしても否めないが、 この後、100mほどにある諏訪神社に移動し、儀式の続きをするようだ。
楽器をうち鳴らし、「なんま〜いだ〜ぶ〜」と歌いながら、みんなで歩いて移動する。 |