カステラ帝国・長崎では、桃の節句には 「桃カステラ」を食べるのが定番となっている。
桃カステラ、珍しいと思うのだが、長崎の人はこれが全国共通どこでもそうだと思っている人も多い。
そんな桃カステラについて、紹介したい。
(T・斎藤)
桃カステラは果汁0%
写真を見ればわかるように、桃カステラとは桃の形をしたカステラである。 果汁が入ってないという点ではメロンパンと同列だが、ビジュアル的にはメロンパンの「メロンっぽさ」よりも上だ。
長崎では超メジャー級
この桃カステラ、長崎ではひな祭りの定番として超メジャーな存在である。トルコライス同様、長崎の人はこれが全国どこでも見られるものだと思っている人も多い。
この時期には大量に生産され、みなワサワサと買っていく。あと、お祝い事(特に女の子が生まれた時など)にはこれが贈られることが多い。
どこまでも甘い
味は、基本的にカステラである。 が、その上に砂糖菓子で表面をコーティングしている。
よって、すごく甘い。
甘いの大好きな人には堪らない一品らしいが、私にはちょっと甘過ぎるので、できるだけ甘さ控えめに作っている店のを好む。
かみさんからの情報によると、桃の軸の部分(茶色いところ)が特に美味しいそうだが、かみさんが全部食べてしまい、私のところまで回ってこなかった。 「うまい。」と言っていた。
ちなみに、桃カステラはそのカテゴリー分けの微妙さにより、カステラ屋はもちろん、和菓子屋、ケーキ屋など、どこにでも売っている。長崎に来られた際は是非チェックを。