千葉県のとある所に
日本では滅多に見られないアレが
やたらいる所がある！
という
驚愕の噂を耳にしたので、
この際だから
そこに行ってしまいたいと思います！！

（ヨシダプロ）

で、
千葉の町を
ちんたら車を走らせていると、

さっきからうっすらと
まるでサブリミナル効果のように
目に入ってくるのが

この標識。

白鳥。

単語オンリーな
なんとも情報量必要最低限なこの標識たち、
明らかに言葉足らずです。
ある種
コピペの荒らしです。

とまぁこの標識たちが雄弁に語っていますように
そうです

白鳥です。

白鳥なんです。

この千葉の片田舎に
日本では滅多に見ることができない
あの激レアバードである
白鳥が
やたら飛んで来る所が
あるようなのです！

あらなんてこと！
そしてなんで千葉のこんな所に！？
こりゃ見に行くっきゃナイトですよね！！

というわけで今回は
チョー激レアバードである白鳥が
やたら飛んで来るというその場所を
実際に見に行ってしまおう！
という魂胆なわけなのです。

しかし自分の人生において
白鳥と言えば

聖闘士星矢の「キグナス氷河」くらいな僕にとって、
実物の白鳥なんて
もちろん見たことがありません。
実物の白鳥は一体どれほど
ダイヤモンドダストな感じだというのでしょうか。

高鳴る胸を押さえながら
この目的の地を求めて
なおも車を走らせていると、

白鳥飛来地。

お、若干
情報量の多い標識に
変わってまいりましたが、
（まぁまだ言葉足らずなことには変わりはないですが、）

そのまま
標識のベクトルに導かれるままに車を進め
やがて本埜町という町に入ると
ついに

白鳥駐車場。

お、これは
ついに中枢に
たどり着いたような気がします！

そしてこの長蛇の列になって駐車されている
おびただしい数の車たち、

そしてある一方向に導かれるように
歩みを進める人々の群れ、

明らかにこれはみな
どこからか噂を聞きつけ
僕のように白鳥見学に
来ているものかと思われます！

でも犬はダメですって。

うちの犬　残念。

で、
そして
僕もこの人々ともに
歩みを進めていきましたら
ついにたどり着いてしまいました、

ご覧ください！
ココが噂の
日本では滅多に見られない
白鳥が
やたらいる所です！！

白鳥　ちょーん！！

って
いすぎ。

これ
いすぎだよ。

自分としては
「いない。ずこ〜っ」
っていうオチを想定していただけに、
こんなにもいると
逆にヒいてしまいます。
なんなんでしょうココ。
ヒッチコックの「鳥」並みにいます。

北国の雄大な雪原とかにならまだしも、
千葉の片田舎の水田地帯の一角に突然出現した
白鳥だらけのこの一面に
ギャラリー達もざわめきを隠せずにおります。

そしてその一方
この現場には実は
プァー　ファー　プォー　フォーと、
なんか怪しげなベース音のように
常に白鳥の鳴き声が鳴り響いていたのでした。

白鳥って変な声でした。

そしてどうやら
新聞にも出るほど
有名なところのようでした。

そして
子どもたちからの
こんな魂の叫びもありました。

そしてこの安住の地は
増田さんが
提供してくれたものなのでした。

？

増田さん？

そもそも
なんでこんな千葉の片田舎に突然
こんなにも白鳥がいるのかと言いますと、

なんでも１０年位前に
この増田さんが
突如この地に迷い込んだ４匹の白鳥に対し
長きに渡る努力と白鳥への心遣いにより
ついに餌付けに成功し、
その後
その情報を聞きつけた白鳥たちが
北国へ帰る途中に
次々とみんなここに立ち寄るようになり、
やがて
こんなにも多数の
白鳥の溜まり場になってしまったようなのです。

現在ではなんと７５０羽近くもいるようです。

というわけで
その節はどうもありがとうございましたた
増田さん！
グッジョブ！！

さぁではここで、
あらためてご覧ください、

日本ではそう滅多に見ることができない
激レアな白鳥たちの晴れ姿を！！！

というわけで
以上、
日本では滅多に見ることができない
白鳥が
やたらいる所
でした！！