ツイスターゲームを買った。スピナーと呼ばれるルーレットの指示に従って、両手両足を色々な場所に置き、誰が最後まで倒れずにいられるかを競うゲームだ。 パーティゲームの定番と言っても過言ではないこのゲーム、僕は1回もやった事がない。どうしてもやってみたかったので買ってしまったが、一緒に遊んでくれる人がいない。
仕方ないので、1人でやってみました。
(text by 住 正徳 )
ツイスターゲームのパッケージ写真。
どうだろう、この楽しみっぷり。みんなカメラ目線で笑っているし、特に中央で四つん這いになっている男性の笑顔。いやあ、えへへ、って声が聞こえてきそうなくらい、素で喜んでるっぽい。
こんなに楽しそうなゲームなので早速やってみようと思うが、「屋外でも盛り上がれ!!」と半ば命令口調で書かれていたので、屋外でプレイすることにした。
近所の公園でツイスターマットを広げる。
ツイスターマットには赤、青、黄、緑の円がそれぞれ6つずつ配置されている。例えば「右足を赤」という指示が出た場合、いかに自分に都合のいい「赤」を取れるかが勝敗のポイントになる。なるべく無理な体勢にならない様な「赤」を相手と取り合う事もあり得る訳だ。
とはいえ、今回は1人なので相手の出方を気にしなくていい。一番楽な円に手足を置いていけばいい。
それが楽しいのかどうかは別として。 始めます。ちなみに……
完全に1人っきりだと、スピナーを回したりプレイの様子を撮影する事が出来ないので、スタッフに付き合ってもらう事にした。
両手両足の指示が出揃った時点で、段々辛くなってくる。 以前、お年寄りに混ざって体力測定を受けた時、体力年令59才と判定された事を忘れていた。僕の体の固さは並じゃない。
無理な体勢が続き、手足がプルプル震えてきた。 産まれたてのヤギみたいになっている。
1人なので、もちろん思わぬハプニングなんて起こらない。ただひたすらそこら中の筋が痛いだけだ。
結局、エキセントリックなストレッチ体操をやった、といった感じでしょうか。ちっとも楽しくなかった。まあ、やる前から薄々気付いてはいましたが、ツイスターは1人でやるもんじゃありません。ちょっとしたパーティの時などに、気の合う仲間たちと遊ぶのが賢明ですね。
遊ぶ前に筋を伸ばしておくことを忘れずに。