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去年の夏に撮った写真 |
毎年8月16日に京都で行われる「大文字の送り火」。
ご先祖さまを浄土に送りかえすための行事らしく、さしずめ「お盆の送り火の巨大版」である。
…といった時代背景にはとくに興味はないのだが、「山に火で字を書く」という大仰さが好きで、子どもの頃からよく見に行ったものだった。
そしていつも疑問に思っていたのが、「なんで山火事にならないワケ?」「火を焚いてる場所ってどうなってんの?」ということ。
ただ、送り火の当日は、関係者以外入山できなくなるとのことだった。なんだァー。
…とスネていたのだが、大文字山って考えてみたら、送り火の日以外なら自由に登山していいのであった。そうか、この手があったか!!
そこで今回は、火の燃えていない日を選んで大文字山に登り、その「火床」を見てくることに決めたのでした。 一体どんな場所で、巨大な火を焚いてるんだろう?
ちなみに今回、撮影係がいると助かるので数少ない友人に声をかけてみたところ、女性二人が参加してくれることになった。やったぜ! こうなりゃ酒盛りだ!!
てなわけで、ビールと焼酎を抱えて大文字山に登ることとなったのでした。
(text by ステッグマイヤー名倉) |