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コネタ


コネタ401
 
第1回「コネタ道場」運営会議

押忍! 石原です! コネタ道場が始まって約2週間。とつぜんですが、このあたりで道場の運営方針や投稿の心得などについて、再度確認をしておこうと思います。というわけで、さっそくデイリーポータルZウェブマスターの林さんを招き、正座でにらみ合いながらガチンコ対談。参考になるようなならないような、そんなとりとめもない会話の果てにたどり着いたコネタの奥義とは!?

石原 浩樹・林 雄司

給湯室でもコネタについて熱く語る(石原)
海はコネタの宝庫なんですよ(林)

コネタ道場のイメージとは

林:コネタ道場が始まって約2週間たったわけですが。
石:はい。
林:手ごたえはどうですか? 押忍!
石:押忍! 今のところブログによる投稿が7割、写真をメールで送ってくれる方が3割といったかんじです。
林:投稿数も増えましたね。
石:スタート当初は少なかったんですが、ここに来てグッと。
林:石原さん的にはコネタ道場って最初どんなイメージでしたか?
石:空手着を着た瞬間、カラテカ(ファミコンのソフト)っぽいなと。
林:あははは。すぐ崖から落ちる。
石:弱いかんじで。ネタの前にすでに「コ」が入ってますからね。
林:「ホントたいしたもんじゃないですから」っていう。
石:「なんだ、カラテカか」と。
林:投稿のハードルが確実に下がりましたね。
石:とりあえず、アレですね。道場主ならお手本を見せてくださいって言われるのがいちばんこわいです。
林:今日ちょっとコネタを用意してきました。
石:じゃあそれを見ましょう。投稿サンプルとして。

 


金王坂下の歩道橋

近くに寄ってみると…

これでもかというぐらいにルビが

金王坂上の歩道橋

金玉をめぐる攻防ルポ

林:これが問題の写真です。
石:渋谷駅から青山方面に向かう246号線にある金王坂下の歩道橋ですね。
林:「金王坂は落書きされて常に“金玉坂”になっている」という噂を聞いて。
石:ああ、消しても消しても。
林:実際はどうなのか? ということで見に行ってきました。
石:やっぱり金玉でしたか?
林:なんと、落書きできないように透明なフェンスでガードされてました!
石:おお。
林:金玉にしようと思っても手が伸ばせないんです!
石:そこまで憤ることではない気もしますが。
林:こんなところに血税が使われてるんですよ。
石:お役所の会議で「金玉にされないようサッキュウに対策を練る必要がある!」とけんけんがくがくの議論が。
林:ええ。金玉だけに議会が…
石:議会が…
林:まあ、うまいオチを思いつかないですが、それはもうたいへんですよ


日々続く攻防戦に思いをはせて

石:で、次の写真は何ですか?
林:金玉坂、いや金王坂には「金王坂下」、「金王坂」、「金王坂上」と3つの歩道橋があります。
石:はい。
林:フェンスがあるのは金王坂下の歩道橋だけなんですが、それ以外のにはローマ字とふりがながくどいぐらいに書いてあるんです。
石:ああ、ホントだ。
林:ふつう、こんなの書かないでしょう。
石:そうですね。
林:3枚目の写真。かすかに点をつけようとしたあとがあります。
石:もう少しで届かなかったようですね。
林:日々、攻防戦は続いているんだと思います。
石:金玉をめぐる攻防戦ですか。
林:ドラゴンアッシュの『Grateful Days』ですよ。「しのぎを削ったあの攻防戦 今なお続くここは最前線」。これ、ぜったい金王坂のことでしょう。
石:意外なテーマをラップにしてたんですね。
林:渋谷警察も近いですし。

 


噂の吉野家に行ってみた

石:じゃあ2作めを。
林:吉野家にテストマーケティング用の店舗があるという噂を聞きまして。
石:いろんな噂を聞くんですね。
林:埼玉の東大宮店です。
石:ほう。
林:「牛鉄鍋膳」もここでテストされていたそうですよ! いわば聖地です。
石:写真を見るとちょっと高級そうな造りですが、店名も「吉野家グルメ」とかですか?
林:いえ、名前は他と同じなんですがファーストフードスタイルでした。料理を受け取って自分で席まで持っていくという。
石:へええ。
林:どうですか! お茶がセルフサービスですよ!
石:それ、むしろ後退してませんか?
林:肝心のメニューもすっかりふつうでした…。見たこともない丼とかがあるのではと期待して行ったんですが。
石:写真は「豚キムチ丼」でしょうか。
林:これって珍しいですかね?
石:いや、ふつうにあると思います。


特派員制度に期待

林:まあ記事としては「確かにふつうの吉野家とはちがうセルフサービスの店は存在した。でも、珍しいメニューはなかった」みたいなレポートで。
石:…。
林:いや、最後に「時期的な要素もあるかもしれないので、今後もウォッチしてゆく必要があるだろう。動きがありしだい、当サイトで報告してゆこうと思う!」という特命リサーチみたいなノリで締めます。
石:「動きがあり次第」ってどこから情報仕入れるんですか?
林:僕がときどき行くんですね。大宮まで。
石:あはは。
林:近所の人がいたらちょくちょく覗いてみてほしいです。
石:東大宮店でしたっけ。
林:そうです。16号線沿いにあります。
石:特派員制度はいいかもしれません。
林:「きょうも動きはありませんでした!」という報告が毎日くる。
石:3年ぐらい変化がないほうが逆におもしろいですね。
林:「動きはありませんでした。もぐもぐ」みたいな報告でもいいです。

噂の店にやってきた

おしゃれな店内だが

お茶もセルフサービス

おいしかったです

石:というわけで、コネタ道場の投稿サンプルを2つ見ましたが。
林:チャレンジ精神あふれるものがいいなと思ったので、まあ玉砕してもOKという意味も込めてセレクトしました。
石:とりあえず現場に行ってみると。
林:そう、攻防の最前線に。ネットでは調べられないことをレポートしてほしいですね。
石:「こんなことやってみた」系のネタはブログで、写真の一発ギャグはメールでというかんじでしょうか。
林:そうですね。あとは、何気ないものを意外な視点で見つめて違った意味を見つけるとか。
石:コメント類はシンプルなほうが面白いかもしれません。ネタの素材を活かす方向で。
林:リリカル系の作品もぜひ読みたいです。
石:叙情的なかんじの。
林:「おれも(わたしも)リリカルやってみるか!」とか思ってくれたら幸いです
石:ではこれでとりとめもない対談を終わります。皆さん、引き続き投稿お待ちしてますよ!
林:押忍!



 

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