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2007ゴールデンウーク特別企画:家から30分の旅

 

ゲーセンの多すぎるビル
ゲーセンの多すぎるビル
新橋駅下車すぐ、新橋SL広場の横です。


通勤途中で毎日見ているものの、一度も入ったことのないビル。たぶん思い当たるビルは誰しもあると思うが、最近そんなビルのひとつに入る機会があった。そしてとても驚いた。
そのビルとは、新橋駅前にある『NEWしんばしビル』だ。観光名所としてのこのビルについては、当サイトでもライターの古賀さんが取り上げていた。しかし個人的にもっと驚いたことがあるので、今回はちょっと違った側面からこのビルに迫ってみたい。

石川大樹



ゲーセンが多い


何を隠そう(隠してもタイトルですでにばれているが)、このビル、ゲームセンターが多すぎるのだ。
唐突ですがここで質問です。ひとつのビルの中にあるゲームセンターの数として、ちょうどいいのはいくつでしょうか?1つ?2つ?もしかして、5つなんて人もいるだろうか。ほんとに?5つはちょっと多すぎじゃない?でもご安心ください。このビルの懐の広さはそんなもんじゃありません。
それでは下の写真をどうぞ。

ゲーセンの多すぎるビル

13店もあった


ひとつのビルの中にゲームセンターが13店。10分ずつ滞在しても全部回るのに2時間以上かかる。100円のゲームばっかりやっても1300円が財布から消えるのだ。


取材に行ったのは4月30日で、世の中はゴールデンウィーク。このビルはビジネス街にあることもあり、ほとんどの店舗のシャッターが下りていた。しかし一部の居酒屋とゲームセンターだけは通常営業。この日、NEWしんばしビルはゲームセンターと飲み屋しかないビルと化していた。
ところで、ここのゲーセンは数が多いだけではない。写真を見ていただこう。

ゲーセンの多すぎるビル ゲーセンの多すぎるビル
あ、マリオ テーブル型は脱衣マージャンが多い

時代を感じざるを得ない


スーパーマリオのゲーセン版があるなんて知らなかった。テーブル形のゲーム台なんてもうすっかり絶滅したのかと思っていた。他にも見たことのないドット絵のF1ゲームや、ナムコのマッピーなんかもあった。脱衣マージャンの多さ、その絵柄の古さにも要注目だ。
どこのゲームセンターもどことなく場末感があり、なんともいえない趣がある。たとえるなら温泉旅館のゲームコーナーといった感じだ。


他にもいろいろあります


今回はゲーセンを取り上げたが、このビルにはまだまだ見るべきところは多い。なぞの「貸し机」屋、入り口が棚で閉鎖されていて入れないアダルトショップ、NEW新橋というのは新がふたつあるので重複表現ではないか、等々。連休で東京にお越しの方、東京に残っている方は、一度足を運んでみてはいかがだろうか。ゲーセンと飲み屋しか開いてませんが。
ゲーセンの多すぎるビル
こういう珍しい画面も見られる


 

 
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