５月の連休に尾道へ行った際、宝土寺というお寺で気になる立て看板を見つけました。
曰く、「寺の西側の鳥居のある一劃は吉備津彦神社、俗にいう一宮さんで、毎年１１月３日文化の日に、尾道全市の子供たちを沸き立たせる奇祭ベッチャー祭の祭神で、あのベタ、ソバ、ショーキーはこの神社から繰り出すのである。」と、驚くほど思わせぶりな説明が書かれており、以来まだ見ぬベッチャー祭にココロをわしづかみにされています。
あいにく１１月３日は尾道に行けそうにないので、一体どんな祭りなのか、「あの」ベタ、ソバ、ショーキーとはそもそも何なのか、そして尾道の子供たちの沸き立ちっぷりも見てきて頂ければ幸甚です。

今年も。 (2009.11.4)

恒例のベッチャー祭が開催されました

写真上：赤い天狗の面をつけた「ショーキー」（表記によっては「ショーキ」）手には「ささら」を持っています。

写真下・左：白い能面（大蛇）をつけた「ソバ」手には「祝棒」

写真下・右：狂言面の武悪をつけた「ベタ」手には「祝棒」

子供たちは「沸き立つ」というより「泣き叫ぶ」と言った方が良いかも（笑）　親たちは「子供を叩いてもらおう」と差し出します。

ありがとうございます！ (2009.11.6)

＠サーチで検索したくなるのをグッとこらえて、半年待った甲斐がありました。ありがとうございます。

看板の説明から、何となく、面白い形をした山車みたいなものが練り歩いて、それを見た子供たちが沸き立つのかな、と想像していました。考えてみたら、尾道みたいな坂の町で山車は有り得ないですね。
あのベタ、ソバ、ショーキーに子供たちが叩かれて泣き叫ぶお祭りだったとは！（いや、ちょっと違うか…）
正直、廃れてしまって今はもう無くなっているかもしれないと思ってたので、ちゃんと行われている様子を見てきてもらえて、本当に良かったです。

折角ですので、例の看板の写真を投稿しておきます。思わせぶりっぷりを見てやって下さい。