よく分かりませんでした (2011.10.18)
はじめまして、こんにちは。
宇部市民の比較的暇な人でございます。
結論から言いますとおそらく軍艦堤防はすべて撤去か解体されたと私は考えています。
私もこの記事を読んで暇を見つけては探したのですが(まあ、実際には、忘れた頃に思い出して、調べ…、とダラダラと調べていたわけでやろうと思えばおそらくすぐに見つかったと思うのですが…、)最終的に宇部市の図書館で軍艦防波堤らしきものが写っている写真が載っている本を見つけました。その本は｢宇部港直営作業船の歴史｣であります。その本の188ページの上部には｢今はなき赤灯台と港口｣題名が書かれた写真があり、船尾と思われる部分が写真の下に写っています。依頼者さんが言っていた赤い灯台ではないかと思われるのです。さらにそのページ(p188)の下に｢上空から臨む当時の宇部港防波堤(昭和28年頃)｣と書かれた写真の題目が有り、こちらは船首らしき物が写っています。
また昭和33年5月宇部港案内という資料(これも宇部市立図書館で見れます)で宇部港の模式図があり三隻の船らしきものが堤防と一体化しています(一体化というよりは軍艦堤防として堤防になったと解釈しています)。
さらに私の実地での視察の結果(実際には企業などの土地ですので一般の人は入れないようになっていますので近くまで行けなかったのですが)からおそらく近年に堤防が改修されたのではないかと考えています。この点についてはgoogleMAPなどの衛星写真からも堤防が綺麗になっている事からも推測されます。
私なりの結論をまとめますと
○｢昭和33年5月宇部港案内｣と｢宇部港直営作業船の歴史｣の資料から考えられる軍艦堤防があったと思われる位置と依頼者さんが指定している場所が一致している。
○｢宇部港直営作業船の歴史｣の資料から赤い灯台が有った軍艦堤防は存在しない。これは｢宇部港直営作業船の歴史｣の資料が出版年が1993年であることと資料の中に｢今はなき赤灯台と港口｣題名が書かれた写真が載っていたたためそれは存在しないと考えられる。
○｢昭和33年5月宇部港案内｣と｢宇部港直営作業船の歴史｣の資料から考えられる軍艦堤防があったと思われる位置と依頼者さんが指定している場所が近年改修され軍艦堤防はその際に撤去されたと考えられる。
今回話しに上がった資料の写真ですが著作権の関係上UPするのはまずいと思い載せませんでした。見たい方は宇部市の図書館まで来てください。ごめんなさい。
私としても結論が出たのでスッキリしましたが軍艦が見つからなかったので何だかモヤモヤした結果です。もし万が一新しい情報が見つかったらまたこの場でご報告したいなと考えています。
以上。
|
無間地獄
