１９９１年、進学して広島に住みました。
当時学校のあるサークルに入っていたのですが、その打ち上げに使っていた「ユースホステル黄金山荘」が懐かしくてなりません。
普通、ユースホステルというと、安価で利用できる会員制の宿泊施設を指すかと思うのですが、そこは人数に応じて料金（１人1,000円）を払うとひと晩貸しきることができる建物で、フロントはなく（管理人さんが近くにお住まい）、自炊できるように１階に台所があり、２階は１０数畳の広さの部屋で、座卓や麻雀牌、毛布などが置いてありました。
打ち上げに利用するという約束で、サークルのパンフレットに広告を載せてもらったとき、キャッチフレーズに「大学生のユートピア」とありちょっと笑ったのですが、実際に行ってみてあまりの建物の古さと、キャッチフレーズとのギャップにしびれました。
築数十年の木造で、内部には張り紙がやたら多かったのが印象的です。
道をよく覚えていないのですが、日宇那町のバス停から降りて、民家が密集しているところを黄金山のほうに向かって上り、畑などの横を通って行った記憶があります。（これより上に民家はありませんでした）
もう建物が残っていないかもしれませんが、もし見てきてくださる人がいらっしゃったら、とっても嬉しいです。

地獄、見ました（苦笑） (2008.7.14)

いままでの「学校関連」の「見てきて」は何かしら仕事上の関わりがあったのですが、こちらの「黄金山荘」は縁もゆかりもない場所でした。
ただ、場所の特定は簡単でした。　実は、昔の仕事で使っていた「住宅地図」が手元にあり、引っ張り出してみたところ「黄金山荘」の所在がわかった次第。
（余談ですが、過去の広島の「見てきて」物件もかなり掲載されていました）
ちなみに、平成4（１９９２）年版ということで、ちょうど　あかさたなさんが広島にお住まいになっておられた頃の「広島そのもの」と、いえると思います。

が、実際に訪れた日宇那町は予想外に道が狭く、しかも昔ながらの入り組んだ迷路のごとき街並みに悪戦苦闘…（笑）
結局、近所のおば（あ）ちゃんをつかまえて尋ねてみたところ、「近くまでつれてってあげるけぇ」とありがたいお言葉。で、畑の中の道を上るとそこに「（元）ユートピア」はありました。

１）日宇那の街はどこもこんなかんじ。バイク1台分の道幅しかありません
２）畑の中の道の先に現れた「（元）ユートピア」
３）子供向け（？）の注意看板。ここで遊ぶ子供がいるのか？
４）庭先にあったレンガの門柱？　今は雑草に覆われて…

※過去の（古い）住宅地図は大きな街の図書館なら大抵保管されており閲覧できるようです。　「見てきて物件」を「見てくる」場合は図書館で当時の住宅地図を探してみるのもよいかも。

で、その２ (2008.7.14)

１）門柱（？）にあった「黄金山荘」の住所
２）敷地内に入ってみた。建物内には当然入れず。
３）雨ざらしになっていた案内板「二階が座敷」というお話に符合します。
４）敷地の右側から　こちらの方が建物の全容がつかみやすいかも。

感激です！ありがとうございます (2008.7.18)

まったりーなさん、どうもありがとうございます！
まさか、まさか「見てきて」掲載後、誰かにすぐに見てきていただけるとは思っていませんでした。
毎日パソコンを開けるわけではないので、お礼がおそくなりましてすみませんでした。

たいへんご苦労をおかけしたようで、恐縮です。
ここに行ったのはなぜかいつも雨の夜ばかりで、ところどころに街灯のついた道を、先輩たちからはぐれないようについていくのに必死でした。
おっしゃるとおりの道の狭さで、「ほんとうにここ通っていいのか？」と思ったり。
建物の全貌は夜でよくわかりませんでしたが、この写真を見るとやはり凄いものがありますね。
つくづく見入ってしまいました。
私の記憶では２階建てだったのですが、なんだか３階建てに見える写真もあるような‥。
たぶんもう建物はないだろうと思っていたので、古いながらも残っているのが嬉しく、さすがにもう貸し出しはしてないような雰囲気ですが、敷地内の玄関に続く小道は草に埋もれずにあるようなので、管理はきちんとされているように思いました。
中の張り紙のかずかずが、今なお記憶の中に甦ります‥。
本当にありがとうございました！
当時の友人たちも、この記事見たら喜んでくれると思います。