ウルトラセブン作中では「北川町」という架空の地名になっていますが、後年の研究により、「狙われた街」の舞台は川崎であることが判明しています。ここではメトロン星人が住んでいたアパートが在ったという、川崎市川崎区浜町について。
　と言っても、そのアパート自体はメトロン星人が円盤で逃げる際に壊してしまったため（？）現存していません。現状この周辺はどうなっているか、写真を撮ってきてください。特に当時（１９６７年）の雰囲気を残している所が在れば……
※本件地元ネタなので「言う前に自分で見に行けば」という範囲ではありますけど、今回は自分でみる前に「他の人から見た北川町」という視線を確認したく投稿しました。

地図上の指示点は「松島質店」です。

参考URL:
https://www12.plala.or.jp/ultraloc/
ウルトラシリーズロケ地探訪

何もかもが記憶の中に。 (2008.4.22)

「ウルトラセブン」が撮影された当時、１９６７年ワタクシは小学２年でした。
撮影現場となった「アパート」の前に住む同級生の鈴木君から知らせがあり、
「ウチの前にウルトラセブンが来ているよ」という衝撃的な誘いに観に行きました。
すると狭い道に「ポインター」号が停まっているではありませんか。カッコいい。
ちょっと近寄りがたかった感じで、その車を遠巻きに見ていたのを憶えています。

今でも実家は、その撮影現場となったアパートの近くに母が住んでおります。
先日いつものように実家に立ち寄り、そういえば「みてきて」の北川町を思い出し、
幾つかの画像を撮りましたが、もうどこにも６７年当時の面影はありませんでした。
ドラマの中で車が走り抜ける、旧日本鋼管の鉄資材置き場はマンションになり、
知らせてくれた鈴木君も、ずいぶん前に引っ越してしまいました。
撮影された「アパート」には、その後、友達になった市川君が住んでいたので、
古い木造の内部まで憶えています。

当時の面影は「アパート」の跡地に建った社員寮の塀の角度のみでしょうか。
塀もブロックに変り、ウルトラセブンのミニチュアにも再現されていたコンクリ板の、
「〜禁止」の文字も思い出の中にのみ。浜町という街も小奇麗になってしまい、
当時の京浜工業地帯の「陰」の様な街並みは、跡形もなくといっていいほど消滅。

ウルトラセブンの世界観とも言える「光と影」は記憶の中にしかありません。