おばちゃんに会ってきました (2008.1.30)
先日このページを見て気にかかっていたので、今日近くを通った折に寄ってきました。僕は昭和56年卒なので、実に27年ぶりです。
上の記事の写真の右側の扉を開けて中に入ると、カウンターの中に髪の毛がすっかり白くなった大判のおばちゃんがいました。僕が卒業生であることと、おばちゃんが元気いてくれて嬉しいと伝えると、おばちゃんはよく来てくれたと笑顔で迎えてくれました。時々僕のような卒業生が、懐かしいといって訪ねてくるそうです。
ちょうど今から大判焼きを焼くところだったので、あんことクリームを二つづつ注文しました。以前はもう一種類、カレーがあったのですが、今は作っていないとのこと。最近は学校の近くにコンビニが出来たりして、以前ほど学生が来なくなったそうです。最近は近所のお年寄りの方たちが、よく利用されているようです。
店内の雰囲気は昔と変わらず、店の奥の冷蔵庫にはビン入りの「さわやか」がありました。ペットボトル入のものは食料品店でたまにみかけますが、ビン入りのものは久しぶりです。今でも当りがついているのよ、と教えてくれました。
壁にうどんとラーメンの品書が貼ってあったので、今でもできますか?とたずねたら、やっていますとのこと。お願いして出てきたものは、使い込んだラーメンどんぶりにはいった黄色い麺の塩ラーメン。もちろん27年前とは材料もなにもかもが違っているでしょうけれど、それは間違いなく大判のおばちゃんが作ってくれたラーメンで、心に沁みる味でした。昼や放課後、部活の帰り。よく食べたよな〜。
そうこうしている内に大判焼きが焼き上がり、大判4つとラーメンで620円のお代を払って店を後にしました。おばちゃんは今年で81歳。ひ孫さんもいらっしゃるそうです。これを読んだ卒業生でおばちゃんに世話になったあなた、もし近くを通ったら、ぜひお店を訪ねてあげてください。おばちゃんは今も大判を焼いて待っていす。
帰りの車の中で、熱々の大判にかぶりついたら、中から熱くて甘いクリームが、とろりとこぼれだしました。
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