２０年前くらいに、仕事で守口市にある大きな工場に通っていた事があります。

　毎朝自分の会社から地下鉄に乗って、谷町線の守口という駅で降り、大きな道路沿いを大日方面に向かって２０分以上歩くのですが、真夏のことで暑くて暑くて、いつもくじけてしまいそうでした。

　途中になぜか、船の舵を握った男の人と、その後ろに立って進路を指差してるような女神様の巨大な像が立っていて、ここまで歩けば道のりも半分かな〜と少しほっとした覚えがあります。

　どういういわれのある像かはわからないのですが、あの若くひたむきだった頃の思い出の碑を、どなたか見てきて下さったら本当に嬉しいです。よろしくお願いします。

『交通安全大聖像』 (2007.11.16)

近くを時々通るので何度も目にはしていましたが、
今回初めてじっくりと見てみました。

碑文によると、『交通安全大聖像』という名前で、
守口市の石橋繁次氏から寄進された敷地に
成田山大阪別院明王院が昭和52年10月15日に建立した像だそうです。
台座部分には『交通地獄 救済慰霊 交通安全』と刻まれ、
国道一号線を見守ってくれています。
実際 事故多発路線らしく、この付近で事故の目撃情報を募る看板や
電柱の根本に備えられた花などを数ケ所で見かけました。

「交通安全の神さま」 (2007.11.16)

　寒い日ですのに、こんなに早く見てきて下さって大感激です！

　私はいつも歩きだったので気がつかなかったのですが、あの大きな道は国道、しかも事故多発地帯という事だそうなので、地元の方が、交通安全への切なる願いをこめて建立されたものだったのですね…そういうお話を聞くと、懐かしくもちょっとしんみりとした気分になります。

　しかし記憶の中では「白くて巨大な女神様の像」だったのですが、見事に色も大きさも違ってましたね！　あの頃、炎天下でいかに私の脳みそがダメージを受けてたか、今頃になってよ〜く分かったような気がします（笑）。

　きれいなお写真を撮っていただきまして、本当にありがとうございました。