ＤＰＺでも何度か取り上げられている「奇祭」
全国にはまだまだあるはず。
お近くの「奇祭」を見せて頂くとうれしいです。

あばれ祭り (2010.12.5)

石川県鳳珠郡能登町で7月最初の週末に行われるキリコ祭りです。
起源は、当地で流行していた疫病を払うために、京都の八坂神社からご神体の牛頭（ごず）天王を分霊して祭りを盛大に行ったと言われています。
神輿が火の中、水の中に投げ込まれ、最後にはぼろぼろになっていました。

川崎の有名な珍祭です (2010.11.23)

ネットのおかげで世界的に有名になりました。
川崎大師近くの若宮神社で毎年春に行われるお祭りです。
どこから聞きつけたものか、外国人の方々がたくさん訪れます。
英語圏の方の間では「Utamaro Festival」と呼ばれているらしいです。
神社の御神体を乗せたお神輿のほか、オカマの方たちが奉納して、
担ぎ手もオカマの「エリザベス」と言う名のお神輿が見られます。

桜の舞ううららかな日に、ゆらゆらゆらめくエリザベスの姿は
なんとも言えません。

一人角力 (2010.10.17)

奇祭と呼ぶのはためらわれるほど由緒あるお祭りなのですが、伊予国一宮・大山祇（おおやまづみ）神社で、旧暦５月５日の御田植祭と旧暦９月９日の抜穂（ぬきほ）祭に催される相撲です。
人間の一力山（いちりきさん）と見えない稲の精霊の対戦。力の入った取り組みながら、今年も精霊が２勝１敗で勝ちました。
（下段は勝敗の決した瞬間。画像が粗いのは動画から切り出したため）

ところで奇祭で思い浮かべるのは、五島のヘトマト。どなたか写真をお持ちでないかな〜？（見てきてになっちゃいますかね（笑））

いなざき獅子舞 (2010.10.3)

投稿すべきかどうか、というよりも、大丈夫なんだろうか、と迷うような写真ですが、道化役の河童です。当然変質者ではなく、子孫繁栄を祈る神事ですが、最初から泥酔に近い状態なので暴走しまくりです。最後にはばったり潰れていることも・・・。

五反田の柱祭り (2010.9.28)

毎年８月１４日に行われる祭りで、戦国武士に扮した参加者が、約２０ｍの柱の上の籠に火球を投げ入れて点火します。
一見勇壮な火祭りですが、とにかく火が点くまで延々と投げ続けるのです。
２〜３時間投げても入らなければ、次の日に持ち越しです（翌１５日には市の花火大会があるので、それをまたいで延長します）。過去には３日かかった年もあるそうです。

うなごうじ祭 (2010.9.27)

愛知県豊川市の牛久保地区（私の「お近く」ではあり
ませんが…）で毎年４月の初めに行われます。
正式名は牛久保八幡神社の「若葉祭」といいます。
「うなごうじ」とは「うじ虫」のことで，昔この地の
殿様が領民を城に招き，酒をふるまってもらった帰り
に酔っぱらって地面に寝転んだ様子（を再現している）
がうじ虫のようだからこの通称が付いています。
実際にこの方々は酒を飲み，囃子を歌い，（フラフラ
になりながら）練り歩き，丸いスクラムを組んではこ
のような状態になり，それを起こす人がいてまた歩き
出し…を繰り返します。

※みうらじゅん氏の名著「とんまつり」にも掲載があ
りますが，私はそれ以前から別ルートで知っていまし
た。