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2008年07月10日号 「サンアントニオ行き、飲み放題」「スカシブロック家紋伝」「古代中国の蓮酒(碧筒酒)を作ってみた」ほか、力作大作注目作ぞろいの4本です。
サンアントニオ行き、飲み放題
[作品名]サンアントニオ行き、飲み放題 [投稿者]kmyさん (局長!) [コメント]以前、T斎藤さんが紹介されていた長崎のビール電車、熊本にも同じような電車があると聞いてたまらず乗ってきました。ビアガー電、最高です!
のコメント
ああ…僕の求める飲み屋の条件をすべて満たしている。今すぐ熊本に行きたくなりました。チキンラーメン号は乗客全員でチキンラーメンを食べているんでしょうか。だったらステキですが、まあ広告ですよね。だんだん日が暮れていくかんじが臨場感たっぷり。ちなみに、T・斎藤さんの記事はこちら。このように人との触れ合いが描けるとさらによかったですね。
林雄司 のコメント
写真のきれいさに目が行きましたが、車窓からの見えるまわりの人の反応が面白いです。写真をたくさん撮って並べると伝えた気になってしまうのですが、写真の面白さを指さすのはテキストですよね。「ねこ発見!」という写真の唐突さが、車窓から街を眺めてるときの雰囲気を出してると思いました。「あ、ねこ」って会話の途中に突然言う人いますよね。
古賀及子 のコメント
編集部からのレビュワー、今週は古賀が担当します。よろしくお願いします。こういうわくわくが約束されている企画を取材する記事は同じネタでも何本でも読みたいですね! まだ誰も乗ってない車内と、最後にみんなが降りたあとの車内の写真があったのが記事をきゅっとまとめていると思いました。外から電車を見る人たちの様子、小学生のくだりとか読んでいてホワホワしました。こうやって丁寧に書けば写真がなくてもいいんだよなあと思わされました。※kmyさんは現在100万ポイントです
スカシブロック家紋伝
[作品名]スカシブロック家紋伝 [投稿者]軸太さん (未曾有一時不被無常呑) [コメント]穴があれば覗きたくなるのが人情。てことで街にあふれる穴といえば、ブロック塀の「アレ」ですよね。まぁ、実際に覗いちゃいませんが、ちょっぴり歴史の話なんかも交えつつ愛でてみました。
塀の向こうを透かしてみれば文明開化の音がする、ですなあ。これは、今すぐしかるべき学会に投稿したほうがよいのでは。スカシブロック業界か家紋業界か。Z旗かっこいい。デイリーポータルZのサイト旗に使えそう。いずれにせよ、堂々たる大論。「みんな、ついてきてますか?」的な文言は不要でしょう。
おもしろいです。鑑賞として見るだけじゃなくて妄想で踏み込んでますし、題材と切り口が両立してます。妄想の部分を色分けするとか囲みにして妄想であることを分かりやすくすれば、もっと自由に妄想を引っ張れると思いますよ。関西電力発祥の地のストーリー作っちゃうとか。なんて細かい指示をしたくなりました。
ブロックを集めるだけじゃなくて家紋とからめて、しかも延々と紹介しているところに冗談と本気のいったりきたりを感じました。こういうこと書くのがすごく好きな方なんですよね。書き手が楽しんでいるのが伝わると読む側も安心してだらだら読めてらくちんです。※軸太さんは現在200万ポイントです
古代中国の蓮酒(碧筒酒)を作ってみた
[作品名]古代中国の蓮酒(碧筒酒)を作ってみた [投稿者]星井さん (今日は負けないよ記) [コメント]3世紀か6世紀の中国の本に書いてある、ハスの茎をストローにして飲む夏向けのお酒「蓮酒」を、茨城まで行って作ってみました。爽快です!
向かったのは霞ヶ浦。ハスの露による化学変化に注目。これも飲みたいなあ。古代の文献から始まり、甲子園で終わる。時間と空間を結ぶ展開がおみごと。これ、写真は携帯カメラでしょうか。もう少しサイズが大きければ、と思いました。次回作もお待ちしております!
すばらしい記事です。歴史上のことを再現して、しかもおいしいなんて。途中ちょっと疑心暗鬼になったり、使える道具を探してさまよったりするところもしっかり書いてあってリアルでした。やった人にしか書けないことだと思いました。知識を知識のまま書くんじゃなくて、実践して見せるなんて小粋です。
これは大変なネタなのではないでしょうか?! 中国の文献を訳したり、土浦まで行ったり、おじさんにハスを分けてもらったりがくどくなくサクッと書かれているのもかっこいいし、何しろ驚きの結果が出てるのもすごい。これだけのネタなのに写真が小さいというのは、残念なようでこだわりがなくて男らしい(投稿者さんは女性の方ですが)とすら感じました。※星井さんは現在100万ポイントです
この木なんの木ブロッコリー
[作品名]この木なんの木ブロッコリー [投稿者]たち☆くらみさん (それにつけてもおやつはきのこ) [コメント]庭園にそびえ立つ大きなブロッコリーの下で撮影してきました。
ちゃんとカリフラワーも用意しているところがニクイ。写真のギミック以外に何かしらの展開があるとよかったですね。あるいは、公園以外の場所でも試してみるとか。しかし、サイトの過去記事を読むにつけ、この人には底知れぬ才能を感じる。僕は「18歳に戻ってサークル勧誘を受ける」が好きです。
最後にまた道場主から