明治時代の散髪代は頻繁に変わる
榎並紀行2009.01.08
榎並紀行
1980年生まれ埼玉育ち。東京・四ツ谷で編集者をしています。旅行雑誌の仕事が多いのですが、そんな僕の名前は「紀行」。何だか凄い紀行文を書きそうだけれど、今のところはそうでもない。
栃木県栃木市にある「岡田家理髪店」は県内最古の床屋さんとのことで
今は営業していませんが、内部の見学が可能。明治時代の理髪台や理髪用具などが保存されています
中でも興味を引くのが、理髪料金表。明治4年から昭和62年までの理髪料金の推移がまとめられています
政府から断髪令(ちょんまげやめてもいいよという布告)が出された明治4年には25銭だった料金が、20年後には五分の一に。毎年のように料金が変わっていたようです
明治15年は8銭。ちなみに当時、木村屋のあんぱんが1銭とのことなので、あんぱん8個分です
明治33年は10銭。ちなみに小学校の先生の初任給が11円。英国製タイプライターが135円だった時代だそうです