「制服を着た大人が集まっているところ」と一口に言っても、その価値判断の基準は難しい。集まっていたとしても「精を出しての仕事中」では価値は半減する。仕事中の汗の美しさ、それはまた別の話だ。「仕事中、なのだけれども、少しダレつつある様」「仕事の合間、会社人という立場をふと離れ1人の人間になる、けど制服には縛られたまま」、それが光り輝いてみえる。この写真はその意味では微妙。目下彼らは真面目に仕事中、ではあるが軽口を言い合うなどコミュニケートを挟んで仕事の意欲を高めているところだろう、たぶん。その「軽口」の場面を狙うようにしてみた。