もはやこれは車両基地ではなく、芸術作品である。
丘陵地帯を人工的に切り開いて平地を造り、一面に砂利を敷きならし、その上にピカピカに磨かれた金属の棒を平行に並べ、それらをシームレスに繋ぎ合わせ、さらにその上にモーターや電子部品で組み上げたオブジェを配し、それらの上空には金属の棒と直角に何本もの櫓を立て、そこから大量のワイヤーを吊るし、最終的には無数の照明器具によって全体をライトアップするという、壮大で美しい現代アートなのだ。
このアートが何を訴えているのかは分からない。 分からないが、とにかく心揺さぶられるかっこよさに満ちている。
なんて書いていたらまた見たくなってきたので、いまからちょっと観に行ってくる。
(若葉台検車区/京王帝都電鉄) |