「新成羽川ダム」全体的にアーチしつつ下腹が出たような外観は、深々とソファに身を沈める中年男性のようで、このダムのイメージは「チョイ悪オヤジ」だった。実際に現地で見てもその印象通りだったが、見学依頼をしたところ、なんと放流時は水が流れるダムの真下まで入れてもらうことができた。真下から見上げると腰掛けたボスの目の前に跪いているような感覚で、気さくに向かい合ってくれる懐の深さとも相まって、心から絶対服従を誓いたくなるような迫力。かっこいい。一生ついて行きます。