「メニューにない通向け団地がかっこいい」 高島平団地といえば都営三田線高島平駅前のほうの団地群を思い浮かべる御仁が多いのではないだろうか。 たしかにあれはかっこいい。 んがしかし、あればかりに目を奪われているようでは団地のかっこよさの神髄を知らぬものとして石持て投げられても文句は言えまい。真の才能は人気を集めるもの影にひっそりと佇むのだ。 駅前の物件から西に200メートル。いわばメニューに載っていない常連客向けの団地がこれ。 「マスター、今日、アレ、ある?」といったところだ。