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2018年01月19日号 新大久保でイスラム料理・台湾の低山登山・多摩川不動産批評
新大久保はイスラム料理の街
[作品名]新大久保はイスラム料理の街 [投稿者]カイルさん (ハコフグのパズル) [コメント]新大久保のイスラム街へ山羊の脳みそを食べに行った時の話です。
石川大樹 のコメント
立地の時点ですでにいい店かヤバイ店かどっちかという感じですが、読んで完全に行ってみたくなりました。DIRNK。「カイルはぐるんデイドウがわからぬ。」「日本にはない味というより日本にはあったけれども食文化の変化により失われた味」等、表現としての面白さもありつつ説明としてもわかりやすいような文が多く、文章量はそれほど多くないのに情報とエンタテインメントが詰まっていると感じました。和食や洋食ならともかく、全然なじみのない料理について書くとこの辺の技量が生きますね。強いて言えばタイトルと内容がちょっと離れてる(記事でフィーチャーしてるのは街というより一つのお店ですよね)ので、あわせていくといいと思いました!
台湾の低山に登ってみた
[作品名]台湾の低山に登ってみた [投稿者]ファンク・ダ・ネオーンさん (私立ねお学園) [コメント]年末年始に急に台湾行きを決めました。なので、玉山などの響きがかっこいい山に登れなかったので気軽に登れる低山を攻めました。霧雨の中を過ごすってなんだか久しぶりでロンドンを思い出しました。行った事はないのですが。
なんかこう紀行文なんだけど半分は不幸話みたいな、始終うすら可哀想な様子が染みました。冬は暖かい部屋でこういう文章だけを読んで生きていたいです。とはいえ不幸話って結構難しくて、過度に大げさだったり自虐が行きすぎたりすると読者がついていけなくなっちゃうんですよね。その辺のさじ加減が絶妙でした。やっぱり記事って、基本は楽しそうにしているところが見たいんですよ。この記事はなんか不幸なんだけどそれも含めて楽しんでいるようなところがあって、そこが素晴らしいなーと思っております。
多摩川で不動産批評をする
[作品名]多摩川で不動産批評をする [投稿者]ガシさん (二子玉ゑ) [コメント]高架下に家がたくさんありましたので、レビューしてみました。家の顔は様々あり、そして家の数に驚きました。もしかしたら大発見かもしれません。
キャプション芸!こういう見立ては僕も好きなのですが、この記事は数が多くかつ比較的同じようなものが多い巣を見事に例え切っていて、圧巻でした。巣を家に例えるまではまあ思いつくと思うんですよ。そこから「グループでyoutube活動をしている。」「コミュニティが既に出来上がっていてやや後悔している。」みたいな人現模様の見える描写であったり、「音にうるさいから夜は静かにすべし。」みたいな生活感であったりというのが短文ながらも生き生き書かれていて、実力を感じる1本でした。僕は見立てを濃厚にしようとついつい長文でゴリゴリ書き込んでしまうタイプなのですが、こうやって短文で鮮やかに描けるのは素晴らしいと思います!
おわりに