石川大樹 のコメント
ウェブマスターの林がよく「おもしろ記事は企画書を書くな」と言っております。思いつきの企画なのに、きっちりした資料にするとその過程でちゃんとしてしまったり、逆に「この企画大丈夫かな…」と不安になったりするからです。
で、この記事ですよ。絶対企画書つくれない。魂の叫びでしかありえない記事です。しかも迷いがない。最高です。
こういう、共感されないテーマの記事って難しいです。「牛乳の白さを別のものと比べる記事か…」ってばれた時点で、興味を失った読者が離れていくんですよ。ただ、そうなる前に「よくわかんないけど、このひと面白いな」って思わせれば、テーマが何であれ最後まで読んでもらえる。企画の共感できなさよりも文章自体の魅力が勝つからです。
この状態を個人的に「文章力でねじ伏せる」と呼んでいますが、そういう馬力を感じる記事でした。冒頭「何も意見はありません!」のたとえ話の破壊力!
この「文章力でねじ伏せている」状態に突入すると、企画の共感できなさは一転して武器にできます。共感できなさの向かう先が「興味がない」から「バカなことやってるなあ!」に変わってくるからです。 で、この記事ですが、当初の企画をちゃんとまとめ画像まで作ってしっかり完遂してるところがいいと思います。きっちりこなしておけばおくほど「バカなことを真面目にやってるよ!」と思われて、ますます面白がられますよね。すばらしかったです。 |