林雄司 のコメント
江坂さんの作品について寸評書くのははじめてですね。よろしくお願いします。
これは…半年ぐらい前に書かれたものですね。土とか木の実をこすりつけて絵を描くというのはおもしろいですね。書けている絵も素朴だし、絵手紙みたいな味わいがありますね。服装が変わっているところを説明しているのとか、いらない情報だけど面白いですね。
読んでいて気になったのが、話の展開が強引なところかな。たとえば冒頭の「県議がうそをついていた→年賀状も信じられない」や「ハガキが木からできている→神社の木の子孫」というところ。よく読むと分かるんだけど、一読するとひっかかりますね。本筋の絵を描く話には関係ない理由付けの部分なので、もっとすっきりさせて流れを止めないほうがいいです。
個人的なエピソードが少し多いから(エピソードを書くこと自体は絶対必要です)、2/3ぐらいに絞るとおもしろさがタイトに詰まった原稿になると思います。たくさん余計なことを書いてから、おもしろさ上位の余計なことを残すといいですよ。 |