競馬場はあちこちでフランクフルトが売っていた。棒に刺さっているので片手で食べられるからだろうか(もう片方には新聞とペンだ)。
僕はめんどくさいのでアジテーションみたいな話し方の予想屋が面白かったのでその通りに買った。予想は100円。そして外れて900円損した。予想屋は前の日に出た200万馬券について「200円買ってたらエコカー買えたんだよ!」と言っていた。ギャンブラーなのに環境のことを考えているのがおかしかったが、その考え方も偏見があるような気がしたのでおかしくないと思うことにした。うん、おかしくない。
そしてフランクフルトを買ったら写真を撮ろうと思ったがすっかり忘れてひとくち食べてしまった。
この状況はなにか似ているなと思った。そうだ、取材中に食事の写真を撮ろうとして写真を撮る前にうっかり食べてしまったことだ。
似ているじゃなくて同じことだった。
フランクフルトは普通としかいいようがないうまさだった。 ( 2009/11/10 16:44:00 )
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