以前うちの樹木に蜂の巣ができて困っていると、知人が「運が良ければ蜂の子が食べられるかもよ」と言いました。蜂の子は食べてみたいけれど、そんな命がけで食べるものなのか、そこまでして食べたくないと思ったのを覚えています。
しかし、その「蜂の子」を店で見かけることはなく、きっとものすごい貴重なものなんだと思っていました。 蜂の巣を見かけると「あの中に高級珍味が」と憧れに似た気持ちで眺めた時もありました。
あれから数年。なぜか蜂の子をよくもらいます。おかげで食べることができました。
食べてみての第一印象は、イナゴの佃煮でした。虫々したタンパク質の味。 イナゴよりも柔らかくて、ぷちぷちした食感が良いです。さすが子供ですね。 タイで食べたサソリやタガメは魚っぽかったのですが、こちらは植物と動物の中間のものを食べているかんじです。 クセとか苦みとかはまったくなく、あくまでマイルドで、味だけなら万人受けすると思いました。
蜂の巣を襲撃しなくても缶詰というものが売っているなんて、文明とは素晴らしいです。
( 2009/01/28 04:19:00 )
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