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雨乞い部

結果報告+究極の雨乞い


 今日で雨乞い部は「第一部・完」だ。まめに読んでいただいた皆様、どうもありがとうございました。5月13日のスタートからこれまで、やらなかった日を除けば毎日雨乞いをしてきたが、まずはその結果からごらんいただこうと思う。


5/13てるてる坊主を逆さに吊るす晴れ
5/14太鼓をたたく晴れ
5/15清浄な水を汚す雷雨
5/16銀の化合物をまくくもり
5/17猫が顔を洗う
5/18俳句を詠む晴れ
5/20早起きして家事をする晴れ
5/21傘を忘れる晴れ
5/22てるてる坊主を泣かす晴れ
5/24新しい靴をおろす晴れ
5/25裸で働く晴れ
5/27靴を飛ばして裏が出る夕方ちょっと小雨
5/28雨音を鳴らす晴れ
5/29カエルが鳴く晴れ
5/30てるてる坊主に模様を描く夕方から雨
6/1上昇気流を起こす晴れ
6/3車を洗う晴れ
6/4土下座晴れ


 18回の雨乞いのうち、雨が降ったのは4回。1/5より少し多い確率だ。例年5月に1ミリ以上の雨が降る日数はだいたい12.7日(2000年〜2006年の平均)。1/3以上の確率だ。要するに今年は例年よりずいぶん雨が少なかったということだ。
 必死の努力もむなしく、不甲斐ない結果に終わってしまった。しかし、雨乞いをしてもこの結果。しなければさぞかし大干ばつだったことだろう。今年の秋、おいしいお米が食べられるのは僕のおかげだ。感謝の心を忘れず、よくかんで食べてほしい。


 さて、最後にとっておきの企画を用意した。今日は究極の雨乞いを紹介しようと思う。手間と時間がかかるためこれまで試してこなかったのだが、実はこれをやれば必ず雨が降る。たとえどんな砂漠地帯でも。


 究極の雨乞いとは、これだ。


 「降るまでやる」


 やっても降らないんだったら降るまでやればいい。止まない雨はないように、くずれない晴天もないのだ。


 今日の結果報告を読んで、なんだ雨乞いなんてやっても無駄じゃないか、と思った方もおられるかもしれない。しかし、あきらめずに続けていれば、いつか必ず雨は降るのだ。
 そして、このことは決して雨乞いだけに限ったことではない。どんなことでも、あきらめずにこつこつと続けていれば、必ず実現する。実は、雨乞い部を通して僕が一番伝えたかったメッセージはこれだ。「夢はいつかかなう。だから夢をあきらめるな。」
 厳しい現実にくじけそうになった時、ふと外を見て雨が降っていたら、どうかこの言葉を思い出してほしい。


長い戦いに備え、着替えと食料を準備厳しい戦いだ。昼夜問わず休むことなく、一心不乱に雨乞いを続けるのだ


注意:実際には会社にも行かずに自宅で雨乞いをしていると会社をクビになったりするので、夢は適当なところであきらめたほうがいい。
( 2007/06/06 02:00:00 )




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