|
じ・ぶ・ん・だいすっき!(鏡の前で自己暗示と顔面ストレッチを兼ねながら) の自分探し部でっす!
今回はボランティアをする予定でしたが、そういえばおれはもうポイ捨てをしないというボランティアをしているし、そういう意味では殺人も放火もそのほかの犯罪や誹謗中傷、そして核戦争もしなければ大雨を降らせたり大地震を起こしたりもしないというボランティアをやっていると思えば何となく達成された気がしたので今回のボランティアはなしにしました。
ということで今回は「魔球を完成させよう」という自分探し。
ジャイロボールという球の存在が大リーグを騒がせているそう。 あの松坂投手がその魔球ともいえるジャイロボールを投げられるらしい。 そんな噂が全米を駆け巡り、そして昨日松坂投手から発表があった。 「あー、あれ?カットボール(米国でよくある投法)のことでしょ?」 だ、だいなしだー!と全米が浮かれ文化に水をさした松坂に怒ったらしい。
怒ったどうこうの前にそれだけ全米を騒がせた、 これはOLさんにとっていい自分探しになるかもしれない。 OLといえども大リーグを騒がす魔球の一つや二つ投げられるべきでは? ここでいう魔球とは恋の変化球とかそんな比ゆの話ではなくて、 そのものずばりの「打者が打ちにくい投法」のことだ。 魔球一つで全米を騒がす。 そんな松坂みたいなでっかい男になればOLさんの自分探しももう達成されたようなもの。 もう自分なんて探す必要ない!魔球を投げられる私がここにいる!
ということでOLボール一号開発にとりかかった。 場所はあの多摩川グラウンドも程近く、気持ちとしては完全に巨人の星気分。 ちなみに野球経験が全くなくて、球を投げるという動作がめちゃくちゃぎこちない。 ストライクをとることさえおぼつかなくて、こんなんで魔球が投げられるのかと心配になった。 ボールじゃなくておもちを投げればバットにひっついて全部バントになるんじゃねえの!? そのときは立派な発明だと思ったが、今考えればそれは野球じゃない。 野球というよりはもちつきの一種だ。
とんねるずが卓球をテレビでよくやっていた時期に、猫だましみたいなサーブを使っていた。 うん、猫だまし…それくらいしかできないのではないか、 棒球を投げ疲れた自分はそんな結論にいたった。 球自体はホームベースまで届けばいい、それが自分にとっての魔球でよくて、 打者にとっての魔球部分は猫だまし的な何かで解決すればいいと思った。
ならどんな猫だましを!?と考えたのだが、 本当に猫になりきって猫がボールとじゃれている(吉本新喜劇に先人がいる)と思わせることも一つだろう、 と、そんなことを考えていたらそういえば自分にはあの形態模写がある!ことに気づいた。 ゴリラだ。 自分探しその2で開発したゴリラのものまねがここでいきるとは思わなんだ。 やっててよかった自分探し、そしてもちろん公文式も!だ。
ということで投球前にはウッホウッホと豪快に胸を叩いてゴリラのドラミングをしよう。 「ピッチャー第一球…?ピッチャー…あ、ピッチャーじゃありませんね」 「…?ゴリラでしょうか?」 「ゴリラです!ゴリラがマウンドに上がっています!これはいけませんね」 「まあしょうがないですね」 「いやー、これはまた珍プレーというか、今シーズンの…」 「いや、ちょっと待ってください」 「?…あ、ゴリラがボールを持って…ゴリラ、いや、やはりピッチャーが!!?」 ストライ〜ック、という具合で魔球完成。
そんな情景を思い浮かべながらウッホウッホと魔球の練習をしていたら 多分魔球は投げられるようになった。 自分探し、完成。 自分だけの魔球がここに完成して、もうこのあとは怖いもの知らずのOLさんだ。 お見合いで「趣味は?」と聞かれても「魔球のほうを少々…」と答えれば 全米が打ち震えてくれるはずだ。(お見合い相手がどう思うかは知らないが) しかし、どうだろう。 全米よりも目の前のお見合い相手のほうが重要なのかもしれない。 そしてさらに悪いことに投球前のゴリラモーションはボークだ。 ランナーがいる場合は立派な反則となるのだった。
16:00多摩川にて。 ランナーが二塁に進み、OLさんはまた自分を探す。 やっぱりOLさんは大変だなあと今回も他人事にしておいた。
次回は去年すさまじく流行したオーラで自分探し、いかがでしょう? さわやかなオーラを身にまとって新たな自分を見つけたいです。 次回もよろしくお願いします。 ( 2007/03/07 11:00:00 )
|