不文律という便利な言葉がある。 要するに、みなまで言うなってことだ。
東京の千代田区が路上喫煙を条例で禁止し、違反者に罰金を科すことを決めたときに「マナーからルルーへ」というキャッチコピーが使われた。 不文律から成文律となったわけだ。
日常生活を営んでいて、やっちゃいけないことの大半は不文律だ。 友達の悪口を言うとか、二日酔いなのに「かぜひいた」って会社を休むとか、知ったかぶりをするとか。(厳密にいうと何らかの法律に違反するのかもしれないが、細かいことはいいっこなしで。)
そんな日常の不文律をたびたび犯してしまうと、やがてプチ不幸が待っている。 悪いことはすべきじゃない。
「でんきの柱に のぼるのは やめよう」というのは、常識としてやっちゃいけないことだとはわかるが、あらためて書かれてしまうと、「どうしてだろう」と思ってしまう。 寝た子を起こすってやつだ。 世の中、あえて言わなくても良いことがあるのだ。 ( 2007/01/18 23:46:00 )
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