水上人形劇。人気があるらしく、夜にチケット買いに行ったら、翌日の最後の回しか買えなかった。言葉は分からないが、「どーやって動かしてんだろ?」と悩んでいるうちに、1時間はすぐ過ぎる。最後のカーテンコールで、水に腰まで浸かった人形使いのみなさんが出てくるのだが、「あれは腰痛持ちだったら出来ないな〜」と思った。
1日歩いて、天井を見つめる。手帖にいろいろと書き込む。
・ハノイの市街地はせまくて、原宿から渋谷まで歩ける人なら、歩きつくすことができる
・女の子の身体が小さく、日本のSサイズが平均なので、服のタケがたいへんに短い(腰の位置が高いのか?)
・やはり身体が不自由な人も、ふつうにいた
・フォーとか、地元人が7000ドン(49円)で食べているところを、8000ドン(56円)を要求されたり、たいへん微妙にボラれる。これを個人的に「微ボリ」と名付ける。
・というか、日本でビビっていた想像より、ひどい目には逢っていない。高めの店では、ちゃんと笑顔のサービスを提供している。ガイドブックで書かれていたことが、どんどんどんどん古くなっていっているのかもしれない。
・でも欧米人の客のほうを、大切にしている気もちょっとする。欧米人がまた、なんだか自信まんまんに見えるのは気のせいだろうか。外国に行っても、自分の国の言葉が通じるってどんな感じなんだろう。分からない。
・どこが常識の底か分からなくて、不安なままだ。一人旅をよくする人って、毎回こんな思いをしているのか? 知らなかった。
ホテルの冷蔵庫には、ハイネケンが入っていた。ハイネケンの看板も何度か見たし、海外ビールの中では、いちばん普及しているようだった。
私はそのハイネケンは飲まず、中国人のやってるスーパーで買ってきた333(バーバーバー)を飲んだ。うすめの味のベトナムビール。BGIビールというやつも飲んでみたが、えらくマズかった。
さあ、明日は日本語ガイドをチャーターした「バッチャン(焼き物の町)」へのツアーだ!(つづく) |