今日の干物の材料は、スーパーで買ってきたサバ。 全部自分で釣った魚だけでいければいいのだが、 埼玉県民にはちょっと難しい。
同じ漬け汁を使って何回か干物を作ったことで、 漬け汁が熟成されて、だんだんといい色になってきた。
勇気を出してこれを舐めてみたところ、 元は海水に塩を入れただけのものだったのに、 漬けた魚のうまみが溶け出して、 カツオの酒盗を思わせる味へと成長していた。
もはやこの汁は、液体状の珍味である。珍液。 ただ、くさやではない気がする。 とりあえずサバの干物は、味が深くうまかった。
古の干物屋達も、この味を経たのであろうか。 ( 2009/12/14 02:50:00 )
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