少し前にインターネットで「インスタントコーヒーは最初少しの水で溶かした後にお湯を入れると何倍も美味しい」という情報が流れてきた。
そんな簡単な方法で何倍も美味しくなるのならばやるべきである。
本当なのか、本当ならばどのくらい美味しくなるのか、試してみました。
試してみよう
コーヒーが好きなので普段からよく飲んでいる。特に銘柄にこだわりはないが、さわやかで酸味の少ないブラジルかコロンビアが好きだ。
今回の実験では5種類のインスタントコーヒーをそろえてみた。それぞれ最初からお湯を注いだものと、まず少しの水で溶かした後にお湯を足したものとで飲み比べてみる。
一杯ずつハンドドリップでいれたコーヒーは、その手間と精神的余裕を含めた行為自体に薫り高き味わいが宿っているものであるが、忙しい現代人にはインスタントコーヒーも強い味方である。
最近のインスタントは味も香りもハイレベルになっている。ブラインドテストで瞬時にドリップコーヒーとの見分けがつくゴリラがどれほどいるだろうか。
最初からお湯で溶かしたインスタントコーヒーから飲んでみる。
美味しい。
なにしろ外で飲むコーヒーは普段の3倍美味い。季節は春である。われわれ、もともと暑い国から来ているのでそろそろ調子が出てくる頃だ。日本の夏は最初の2年くらいは物足りなかったが、今ではあの湿度の高い重たい空気が懐かしくすらある。
この味を覚えておいて、次は最初に少量の水で溶いた後にお湯を足したものを試してみよう。
どうだろう。増えたひと手間以上の美味しさが得られるのであれば、それはリーズナブルといえよう。
やはり美味い。
背中に感じる日差しからの温かみも一つのスパイスになっている。
結果:どちらも美味い
最初に水で溶かした方が何倍も美味しいかと言われたら正直さほどでもないと感じた。おれがゴリラだから違いがわかんなかっただけかもしれないけれど。
インスタントコーヒーはうまい
最近のインスタントコーヒーはうまい。そこそこ高いやつを買ってもスタバ行く金額で10杯くらい飲めるのでコストパフォーマンスは最高である。ハンドドリップとうまく使いわけることで時間を節約しつつ、ゆったりとしたコーヒータイムを楽しみたいものですね。