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フェティッシュの火曜日
 
吸水タオルでよっちゃんイカができる
原材料はイカと魚肉。カットよっちゃんイカはこの魚肉でできている

よっちゃんイカは100%イカでできているわけではない。原材料にはイカと魚肉とかかれている。

なかでもカットよっちゃんイカはこの魚肉部分でできたシート状の珍味である。

じつはこれに非常によく似たものを吸水タオルで作り出せるのだ。味といい食感といい驚きの珍味をごらんいただきたい。

大北栄人 大北栄人(おおきたしげと)
1980年大阪出身。動画コーナーのプープーテレビでは管理人もやってます。コナンが好きなわけではありません。
> 個人サイト Twitter(@ohkitashigeto)


食べられる吸水タオルがある

吸水タオルとひとくちにいっても化学繊維でできているものから天然のものまでいろいろある。

なかには主成分にでんぷんと書かれているものがある。成分的にはライスペーパーに近い。あとはセルロース。これもたべて問題はない。



吸水タオルの成分はじつは主にでんぷん。ライスペーパーに近い。
これをはさみでカットしていく

カットしたものをタッパーにためる

味付けは紅ショウガで

これだけだとただのライスペーパーであるので、ここに味付けをしなければならない。

味的には三杯酢が近いのだがそれだとどうしても気分が出ない。よっちゃんイカにおける色は意外と重要なのである。

そこで紅ショウガだ。この梅酢がまさにぴったり。よっちゃんイカに近いものができあがる。


味付けは紅ショウガの梅酢が近い。三杯酢でもいいが色がない

吸水タオルがつかるくらいに

あとは冷暗所に置く。今回はわけあって洞窟で作ったため、奥の方ならどこでもよかった。

待つ。半日くらいでそれらしいものになる

半日待ったらできあがり

冷暗所に放置して半日くらい待ったらできあがる。半日でなくても2時間程度でも大体よっちゃんイカである。

ただし1時間程度だと、吸水タオルとよっちゃんイカのちょうど間のようなものができあがるので注意が必要だ。

そしてできた。本物とたがわぬ仕上がりに大笑い

見よ、これが吸水タオルで作ったよっちゃんイカだ!

試食、まさにカットよっちゃんイカ

魚肉のようなうまみ成分は少ないものの、味のつよい梅酢につかっていたためそれほど気にならない。

食感も歯に挟まったときなどに多少のタオルっぽさは出るものの、かみごたえはよっちゃんイカに近い。

試食してもらった方からもよっちゃんイカと同じだと絶賛の声が。そう、でもそれ、吸水タオルなんです!


おそるおそる口に運ぶと「たしかによっちゃんイカ!」

「すごいねこれ!」

原価はどっこい

今回は吸水タオルも紅ショウガも100円均一ショップで買ってきたため安くあがったが、それでもよっちゃんイカは安い。これを作るメリットは実はあまりない。

しかしよっちゃんイカが手に入らない外国に行ったりした場合、この方法でちょっとだけよっちゃんイカな気持ちに浸るのはいいだろう。

お父さんにすすめれば、おこづかいをもらえることもうけあい……!?

あ〜、うんうんうんうん、よっちゃんイカだあ〜、うんうんうん、あ〜、あ、あ、うんうん、よっちゃんイカだね〜、これはうんうん、あ〜、なるほど、あ〜、うんうん、あ、うんなるほどね〜、よっちゃんイカだ、あ〜、あ、あ、あ、うん、あ〜、なるほど。

この記事はエイプリルフール企画のために作ったうその記事です

 

 
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