産地直送の生きたイカを提供する居酒屋はあるけれど、輸送用の活魚車や店舗への生簀設置などが必要なため、どうしても値段が張ってしまい、イカ刺し1パイ2500円なんていう店も。 しかし、そんな状況を大きく変える発明が、埼玉水産海洋大学の研究チームによって開発された。
生きたイカを輸送する新しい方法 生きたままのイカを輸送するためには、活魚車(生きた魚を運ぶための車)に大量の海水を用意して、常に酸素を送り込まなくてはいけない。もちろんイカの詰め込みすぎは厳禁だ。 アジやタイなどに比べて、水の中で墨を吐くことがあるイカは、特に輸送が難しいとされている。
実用化への問題点
日本人の海産物に対する熱い情熱が伝わってくるこの研究成果だが、課題は安定したダイオウイカの皮の確保。最近ダイオウイカがよく捕れる佐渡の定置網漁師は、これは一攫千金のチャンスと張り切っているが、残念ながらそう都合よく何度も網には掛かってくれないようだ。 また某お笑い芸人グループが、「生きたまま真空パックに入るのは俺の特許だろ!訴えてやる!」と訴訟を起こしているのだとか。