春一番があちこちで吹いたが…

先週は、北陸、九州南部・奄美、中国地方で、「春一番が吹いた」と気象庁から発表があった。

それにしても、春一番は、歌の印象が強いのか、のどかなイメージを持つ人が多い。

本来は、春のはじめの嵐のこと。

この仕事を始めてから15年ほど毎年のように言ってるが、「春の嵐」が広く定着している気がぜんぜんしない。
ちょっと無力感。

こうなったら、いっそのこと改名をしてはどうか。

「春一蛮」。うん、これなら危険な気はする。

「春ビッグバン」。意味はともかく、なんかすごそう。

「春風ドアばんばん」。…イメージは伝わるはず。

ちなみに、春一番は江戸時代の言葉。
春風ドアばんばんを使い続けると、200年後には春の定番？

来年、自分が忘れてそうだけど。

1週間を振り返る（東京都心周辺）

7日間、ほぼ当たりの一週間。

「ほぼ」がつくのは、10日（月）に「チラ雪の可能性も」と余計なひとことを言ってしまったため。

でも、関東のあちこちで、たしかにチラ雪はあった。 これを×や△扱いにするのは、かわいそうだ。

…という甘い声が、どこからか聞こえてきた。 ってことで、ほぼ当たりさせていただきます！ほぼパーフェクトの一週間。

桜の便りぞくぞくで、春本番

ようやく春が本気を出し始めた。

18日（火）には、九州〜関東で20℃近い所も多くなる。 この暖かさで、いよいよソメイヨシノの桜前線がスタート。
九州や高知などから、桜開花の便りがぞくぞく届きそう。

桜開花のニュースが流れ始めると、急に世の中が、桜、桜、桜に。

「この寒さで、ほんと3月に桜は咲くの〜？」と開花予想に疑いの目を向けていた人たちが、桜のニュースを聞くと、「もうすぐ咲くんじゃない？」と迫ってくる。

人は手のひらを簡単に返す生き物だと、実感する季節でもある。

19日（水）夜〜20日（木）の雨のあとの、金土日の三連休はちょっとだけ寒さが戻って、春4：冬6くらいの空気感。

ただ、来週はもっと春本番の陽気が増えて、桜前線は東海・関東あたりにまで到達か。

結果は来週！

詰め天気

先週に出題したのは、「この日の大阪は、どんな天気だったでしょうか？」でした。

注目は、本州の南にある前線です。

横長にのびる前線の北側300kmくらい（東京〜仙台くらいの距離）は雨雲が広がりやすく、この日の大阪も、朝から雨がシトシト降っていました。

さらに、前線の上にあった低気圧が九州方面から近づいてきて、雨あしが少し強まった時間も。夕方まで降りました。

ちなみに、この日は隣の兵庫県で、選抜高校野球が開幕しましたが、開会式を行っただけで、試合はぜんぶ中止となるような雨でした。

いただいた解答をいくつか見ていくと…

「未明から雨が降り続く。夜には前線が少し東へ遠ざかって曇りに。（ここじゃないどこかさん）」

すごい読み！

「前線の雲域がかかって雨。いわゆる菜種梅雨。（のりさん）」

その通り。深い！

「これはどんなひっかけがあるんだ？　天候は雨。（naru1559さん）」

ふふふ。それも作戦。でも、お見事な正解！

「この企画をながーく続けてくださいね。（やぴさん）」

未来は、あなたの清き一票に！

そこで、今週の定石。

（100％そうではないのでご注意）

今回は、正解した皆さんはこちら。

上海ジョーさん、ここじゃないどこかさん、しばっちさん、Ｇｉｙａさん、 のりおさん、おんさん、Shino助さん、のりさん、かっきーさん、 タケウマさん、naru1559さん、雨宮典子さん、毒たまねぎさん、まっつんさん。

さて、今週の問題は、こちらです。

今週の問題

この日の東京は、どんな天気だったでしょうか？

（ヒント）

・春の天気図です。
・高気圧との距離、前線との距離に注目です。
・引っかけは、ないです。
・この日の最低気温は6℃、最高気温は14℃でした。

解答はこちらから↓

正解は来週に！