モールス信号の存在は昔から知ってはいましたが実際に打ったことはありませんでした。
横須賀にモールス信号を打つ機械が展示してある軍艦「三笠」という記念艦があります。
トントン、ツーツー、押す感じがゲームぽいしこれはゲームにできるのではないでしょうか?さっそくモールス信号を体験しに行ってきました。
思わずアメリカン気分になる三笠公園周辺
軍艦三笠が展示されている三笠公園へ続く道の奥はアメリカ海軍キャンプのゲートになっています。 いきなりの異国情緒あふれる街の風景にビックリしました。
海軍ゲートに向かってカメラをむけていたら 「DON’T PICTURE!」みたいな事をアメリカ人の守衛さんに言われました。
思わずシュワちゃんみたいに親指を立ててOKサインをしてしまいました。行動がアメリカンになってしまった瞬間でした。ヨコスカマジック。
記念艦「三笠」は海に浮いていなかった
海軍ゲートまえを抜けて遊歩道をしばらく進むと、 遠くに船のマストが見えてきました。
入艦してすぐにビデオ放映室でみた軍艦三笠が大活躍のVTRを見ました。
実際に東郷ターンの指示をだしたといわれているデッキにあがり海に向かって平野ターンを決めてみました。
午前中に入艦しましたが気がついたら色々回ってお昼を過ぎていました。徐々に観光客が増えてきて一人タイタニックみたいな事をするのも恥ずかしくなってきたのでモールス信号打ちに向かいます。
モールス符号が”ページ区切り”に見えてきた
モールス信号が打てる無線送信室展示ゾーンは見学コースの入り口付近なのでひっきりなしに観光客がやってきます。人の流れの合間を狙ってモールス信号を打ちます。
まずは自分の名前でも打ってみようと思いましたが、 イロハニホヘトチリヌルヲ・・・・・・・・(この先覚えてない) モールス符号がイロハ配列で示してあってお目当ての字がすぐに探せません。
簡単に打てると思ってました。なめてました。ごめんなさい。
という訳で作戦変更。 一旦ノートにモールス符号を書き起してから再度トライすることにします。
1行に収めようとするとWebサイトでよくみる“ページ区切り”みたいです。
モールス符号をつかえばWebページに暗号を埋め込むことができるかもしれません。
モールス信号だと”きゃりーぱみゅぱみゅ”だって噛むことはない
モールス符号の書き起しには30分程かかったでしょうか。長時間居座る僕に係員の冷たい視線を感じました怯む訳にはいきません。
「そうです。僕はモールス信号を打ちにここまで来たのです!」
ではさっそく書き込んだノートを見ながらモールス信号を打ちこみます。
(長音)
そして昨年10周年を迎えた「デイリーポータルゼット」 語尾を英語表記の「Z」にすべきだったと気がついたのは家でした。
でました時代の寵児。 モールス信号なら噛む心配はまったくありません。 オシャレなスカジャンも沢山持っているであろうファッションモンスター 「きゃりーぱみゅぱみゅ」
リズム遊びの楽しさと絶妙のタイミングの妙が味わえるゲームつくります
モールス信号を打つ感じはゲームっぽくて楽しかったです。トントン、ツーツーの連続はまるでリズムゲームそのものでした。
そしてVTRでみた東郷ターンは一歩間違えば敵軍にやられてしまうようなこれ以上ない絶妙のタイミングで繰り出された合図だったそうです。
「モールス信号のリズム」と「これ以上にない絶妙のタイミング」 今回はモールス信号をつかってリズム遊びの楽しさと絶妙のタイミングの妙を味わうことができるゲームを作りました。 舞台も1853年横須賀にペリーさんが来航した頃にしてみました。
モールス信号で黒船を操縦するゲーム「YOKOSUKA MORSE」
あなたは黒船のキャプテン。 ちょっと横須賀までいって”開国”してもらってきてください。 ただし黒船のコントロールはモールス信号で行います。 タイミングよく島を避けて進みながら横須賀港を目指してください。さぁ出航の時間です!
★遊び方
マウスでモールス信号が打てます。 マウスボタン単押し:・ (トン) マウスボタン長押し:ー (ツー)
黒船の左右移動コントロールをモールス信号で行います。 左移動はL ・−・・ (トン、ツー、トントン) 右移動はR ・−・ (トン、ツー、トン)
移動は左右のみです。 間違った信号を入力すると失敗して移動できません。 壁にあたると爆発します。 148m先の横須賀港がゴールです。
横須賀でインドカレーを食べてきた
午前中から何も食べていなかったので 取材が終わった頃にはお腹がグーグーなっていました。 せっかく横須賀にきたので海軍カレーを食べて帰ろうと思ってお店を探していたのですが途中で美味しそうなインドカレー屋さんがあったので入ってインドカレーを食べてしまいました。 でも美味しかったです。
次回横須賀に行く事があれば必ず海軍カレーと黒船シチューを食べたいと思います。