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コラボ企画
 
iPhoneをショルダーフォンにする

ショルダーiPhone弁当の意外すぎるポテンシャル

さて、ふたりは公園へ移動し、楽しいランチタイムだ。


尾張さんの弁当。適当に買った材料のわりに彩りもよく、おいしそう。

いっぽう、ショルダーiPhone弁当。おなじ中身とは思えないが…

仲良くランチタイム

ショルダーiPhone弁当、寄るとあれだけ異様な見た目にも関わらず、形状が弁当箱っぽいので遠目に見るとすごく普通なのが不思議だ。

味は問題なし!

ところで、ショルダーiPhone弁当にはすごい特徴がある。袋の口が横にあるため、ごはんやおかずを真上にまっすぐ持ち上げることができず、口へ運ぶまでの移動距離が長い。そのため、ごはん粒がこぼれがちなのだ。

ショルダーの方だけハト人気がすごいのだ

大行列ができた

そんなこんなでどちらも完食。

ごちそうさまでした

ちなみに対決の行方ですが、個人的には普通の弁当箱の方がうまそうだったけど、ハト票がすごかったので多数決でショルダーiPhone弁当の勝ちになりました。小堀さんおめでとうございます。(おにぎりにしておけばハトに頼らず勝てたのでは…)


もしiPhoneを忘れたら…

さて、ショルダーiPhoneケースはiPhoneが入っていてこそのiPhoneケースなのだが、たまには「ケースだけ持ってきてiPhone入れ忘れた!!」なんてこともあるかもしれない。しかしそんなときも焦る必要はない。なぜなら、iPhoneなしでも、ケース側に充分な機能を備えることが可能なのだ。


iPhoneの主要な機能を

全部収納

これならiPhoneを忘れても、痛くもかゆくもない。 iPhoneケースとしてのアイデンティティに関わる事態ではあるが、備えをしておくに越したことはないのだ。

いまにも落ちそうなのが気がかりである。

あっ、電話。

「もしもし!」

「まちがえた、もしもし!」

なお、白状しておくと、本当はさっきの道具一式、全部は入りきらなかった。キャパがちょっと小さかったのだ。それは今後MP3プレーヤーやボイスレコーダを小型の物に買い換えるなどして対応していこうと思う。(ケースを改善するんじゃないのか)

 

オプショナルパーツも用意

なお、本製品には下記のようなオプショナルパーツも用意されている。


交換用コード(長)

筐体部分のキャパを生かし、携帯時は収納可能。

いざというとき、最大20mまでのばせる

もしもーし

勘違いしてはいけないのは、20m伸びるからといって、その20mの間で通信できるわけではない。電話機能はiPhoneで完結しているので、使えるのは受話器側の人だけだ。なので特に機能的な利点はない。

メリットといえばなわとびに使えることぐらいである

縄のあとがカールコード独特

実用的な使用法

いろいろ試するうち、尾張さんがいいアイデアを思いついた。ようやく出てきた、実用的な使用法である。


充電器を

入れておく

接続した状態の充電器を筐体部分に入れておけば、電池は超長持ちだ。

いつでも充電中

調べてみると、本家のショルダーフォンも、筐体の中身はほとんどバッテリだったそうである。当時の持続時間はそれでやっと8時間なのだが、いまでは電話の消費電力も当時より少ないし、バッテリの性能も上がっているだろう。この筐体いっぱいに充電器を詰めておけば、相当長持ちするはずである。
尾張さん、さすがiPhoneユーザーだ。よく分かっている。

 

最後の実験

本家ショルダーフォンといえば、その重さはかなりのもので、3キロもの重さがあったという。いまのノートパソコンより重い。

一方われらがショルダーiPhoneは、計ってみると1キロちょっと。当時の電話を追体験すべく、こちらも3キロのおもりを課してみることにした。


砂1キロ

かける2。ちょうど満タン

まったくの偶然だが、砂を満杯に詰めたところでちょうど3キロの重さになった。

「こんなに小さいのにこんなに重い物、持ったことないです。初めての体験ですよ。」(京都弁)

なるほど。でかいと言ってもノートパソコンよりは小さなサイズだし、見た目とのギャップを感じるのはよく分かる。ところで小堀さん、ついでにちょっとそのへん一周走ってきてもらっていいですか。

(急に地面が濡れてるのはこの間に集中豪雨が降ったためです)

「なんで走る必要があったんですか…」

いや、面白いかと思って。 走った感想としては、「単体ならいいけど、実際はこれにさらにカバンを持つと思うと大変」「走ってて重心がずれる」とのこと。

「この袋でだいたい3キロじゃないですかね」(大阪弁)

いいところに、尾張さんが砂袋を用意してくれた。 尾張さんは今度はランニングで対決をするつもりだったようだが、せっかくなので小堀さんに両方持って走ってもらった。

さっきより明らかにコースをショートカットして戻ってくる小堀さん

「これ、どういう意味があるんですかね!?(息切れ)」

いや、面白いかと思って…。砂をいっぱい持って走ってもらえばスポ根っぽい写真が撮れるかと思ったのだが(タイヤ腰に縛って走ってるイメージ)、スーツ姿も相まってただの新入社員しごきみたいになってしまった。
これだと一方的にいじめた感じになり後味も悪いので、残りの2人も走ってみることに。


ヒー

驚くべきことに、たった1周(100mほど)で翌日すごい筋肉痛である

颯爽と走る尾張さん、余裕

「石川さんなんなんすか」(大阪弁)

もうこのへん、電話が重いとか軽いとかじゃなくて個人の資質の問題のような気がしてきました。

時代は進んだのだ

まあとにかく、昔の携帯はこれだけでかくて重かったのだ。たった30年前のことである。
これも科学の進歩の恩恵であり、また、メーカーのエンジニア達のたゆまぬ努力があってのことなのだ。
エンジニアはすごい。エンジニアの転職はメイテックネクストへどうぞ。

 

ところで最後のシーンで使おうと思って買った砂、大阪宛のつもりが間違って自宅に届いてしまった。
自宅に砂10kg、いったいどうしたら…。


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