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チャレンジの日曜日
 
ミュニケーションの神社があるらしい

長い間コミュニケーションができない症状を患っていた僕だが、コミュニケーションが上達するという神社があるというので行ってみた。

藤原浩一
(ふじわらこういち)
埼玉県出身。性格はクールだが仲間の危機には熱い面を見せる。必殺技は超究龍覇斬。


神社の場所を探る

情報はなんでもインターネットにある時代なので、その神社の場所はすぐに見つかるかと思ったが、意外にも難航した。

あれこれ探したところ、とある会員制のサイトに登録してようやくその場所を突き止めることができた。その存在はかなり内密にされているようだった。

そのように情報を入手した経緯があるので、場所をここに記すことはできないが、最大限配慮した上で、「埼玉県南部」とだけ言うことは許されるだろう。

意外と自宅から近い場所にあったのでさっそく向かうことにした。


よくある神社の中のひとつのようにしかみえない

一般の神社と同じように狛犬があったりするが、ここの狛犬にはコミュニケーション術的な含意が含まれているらしい。

他の狛犬と比べて、一目でわかる造形の違いがあるようには見えなかったが‥。


沈黙は銀
雄弁は金‥‥ということではないだろうな。

 

思いがけない声

狛犬が守る参道を抜け、神社の本殿へと向かう。ここがコミュニケーションが上達するようになる神社なのか‥‥。

万感の思いを込めてお賽銭を投げ、祈りを込める。

コミュニケーションが上達しますように

などとのんきにお参りをしていたわけだが、ちょうどこの神社にお参りに来ていた人に声をかけられた。

「あんた、コミュニケーション、上達したいのか?」

僕がそうだと答えると、ならこっちだと神社の片隅にある木の洞に案内してくれた。話によると、コミュニケーションに関係した御神体は、ここに眠っているのだそうだ。

これがコミュニケーション神社の心臓部だった――

僕が再び御神体に向かって祈りを捧げ終えると、自分の中にコミュニケーションの本質に関する知識のようなものがきらめくのを感じた。

すごい! これは本当だぞ!

ふと辺りを見ると、僕を案内してくれた男の姿が消えている。もしかして彼は‥‥。

コミュニケーションの神‥‥?

本来ならここで記事を終わらせるところである。

しかし、本物のコミュニケーションとは何たるかをここで知ってしまった以上、これをシェアするのが筆者の責務であると感じた。

もし、自分のコミュニケーションについて少しでも不満を感じるなら、続きも読んでいただきたい。

絶対にあなたに幸せをもたらす内容になっているはずだ。


「〇〇で人生が変わる!」「年収が10倍に!」等、ビジネス書や自己啓発書がブームでしたが、
それらを読んで本当に人生が変わったでしょうか?

僕もいくつか手に取ったりしてみましたが、どこかおかしい‥何かが足りない‥そんな気がしていました。

人生は人と人との関わり合いの中に意味が生まれてきます。
それを正面から受け止めない既存のビジネス書には、最も肝心な要素が足りません。

一体何が足りなかったのか、答えはこの神社にありました。

本物のコミュケーション力がここにはあるのです。

しかしながらこちらの神社へ誰しもがいらっしゃるわけにもいきませんし、いらっしゃったところでコミュニケーションの本質が一朝一夕で会得できるとは限りません。

そこで私は神から授かった天啓を言語化し、今日からでもはじめられるトレーニングに再構成することで、「本物のコミュニケーション術」というものをここに体系化することに成功したのです


究極のコミュニケーション術

今回紹介する商品は、この体系化された「究極のコミュニケーション術」です。

まずはこのコミュニケーション術を学んだ人の驚きの声をご覧下さい。


さらに今このページをご覧になっているあなたにだけ、本来ならありえない特典として

(1)コミュニケーショントレーニングDVD
(2)コミュトレ手帳2012
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をサービスいたします。

冷静になって考えれば、このチャンスを逃すという選択はありえません。
あなたはその事実に既に気がついているはずです。

そして驚かれるでしょうが、サービスはこれらで終わりません。

ここまでやる必要があるか?という意見も出ましたが、
今回の商品は先行的なもののため、期間限定という条件を付けた上で‥‥

さらに 4月1日23:59までの特別限定価格をご用意いたしました!

 

 

二度とこのようなチャンスは巡って来ません。

あなたがもし今より幸せになりたい、深い人生の意味に近づきたい、そうお思いでしたら今すぐご決断ください。

あなたの限界を突破するたったひとつの方法がこの「究極のコミュニケーション術」なのです。

我々はひとりでも多くの人に「本物のコミュニケーション」というものを知ってもらいたいと常に願っています。

「本物のコミュニケーション」とは私が知っていればそれで終わり、ということではないことは明白です。世界中に「本物のコミュニケーション」をマスターした人で溢れたら、素敵なことではありませんか?

それが我々の夢でもあるのです。

 

 

※当マニュアルの仕様において、コミュニケーション術の効果には個人差がございます。

著者と同じようなコミュニケーション力を習得することを保証するものではありません。

この記事はエイプリルフール企画のために作ったうその記事です

 

 
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