デイリーポータルZロゴ
このサイトについて
東急メディアコミュニケーションズ


ひらめきの月曜日
 
初めてでもできるGIFアニメの作り方 全力まとめ


初級編・イラストで作る1


このページではイラストを使ってGIFアニメを作ってみよう。まずは初級編。白黒2色のアニメなら、専用ソフトで簡単に作れる。(windows用です)


絵心がなくて本当に申し訳ございません

EasyToon BRA BRA … 白黒の手描きアニメ専用。マンガっぽいアニメが作れます。超親切な使い方はこちら

リンク先の解説が超親切なので、使い方の細かい解説は割愛。ちなみにこの先の中級編で「素人でもそれっぽく動かせるアニメの描き方」を紹介するので、EasyToonを使おうと思っている方もついでに読んでおくと参考になると思いますよ。

 

中級編・イラストで作る2


もっと凝りたい人のための中級編。フルカラーのイラストや、写真との合成ができます。使い慣れたソフトがあることが前提になっていますので、いつも使っているお絵かきソフトをご用意ください。(Photoshop、GIMP、ペイントなど)

 

講師はerror403さん

ここからは、GIFアニメ研究会に掲載した作品を見ながら、同じように作るにはどうしたらいいかを説明していこう。

最初の作例はこちら。


GIFアニメ研究会より、キーボード


制作のポイントをききに、作者のerror403さんの自宅にうかがいました。


error403
1990年北海道生まれ。twitterで頭がおかしくなったと定評のある学生。漫画と寿司と睡眠が大好きでよく泣いている。
> 個人サイト error403.net twitter:@error403

error403さんはTwitterで9万人以上のフォロワーを持つ人気者だ。


これがerror403の作業場だ!


大御所アニメーターの作業場公開!みたいなノリになってきたが、実は彼もGIFアニメ研究会でアニメを初めて作ったクチである。つまりほぼアニメ素人なのだ。

でも作例を見るとすごくよく動いているように見える。こうやって「素人でも素人なりにできる」方法を中心に聞いていきます。要はどんだけ手抜きするかみたいな話です。



手順1・背景の撮影


今回は背景の写真の上でキャラクターが動くアニメなので、まずは背景を撮る。


モニタを撮るときは画面の輝度を下げておくときれいに撮れます
文字を打ち込んだところも撮影。カメラ位置はさっきと同じに

アニメをかんたんに作るポイントは、背景を固定にすること。カメラの視点を動かすような映像を作ろうとすると、イラストの動きを合わせるのが大変だ。固定の画面でキャラクターだけ動くようなのが楽。

あるいは写真を使わないで無地の背景にするのもいい。特にペイントみたいなレイヤー機能のないツールを使うときはそのほうが楽だ。

 

手順2・キャラクターを描く


まずは3コマ書け

いつも使ってるお絵かきソフトを使って、背景にキャラクターを描きこんでいく。PhotoshopやGIMPなど、レイヤー機能があるソフトの場合は、背景とは別レイヤーで書こう。


タブレット使ってるけどマウスで書いてもいいです

前に足を振るアニメを作ってみよう。一コマ目は、まず振る前、足を後ろに引いた状態

絵はけっこう適当に描いても、動かすとそれっぽく見えます。1枚1枚のクオリティはあんまり気にしないでいこう。

1コマ目が描けたら2コマ目。

ペイントなら1コマ目をいったん保存して、別のファイル名で2コマ目を書こう。
PhotoshopやGIMPなら、別レイヤーに2コマ目をかく。このとき、半透明で前のコマを表示させておくと書きやすい。


今回はPhotoshopを使っているので、前回のコマをガイドにして書いていきます
2コマ目は、足を振る最中、ちょうど足が下に伸びてる状態。できた!

2コマ目まで描けた。よし、さっそくアニメーションさせてみよう!

…と言いたいところだが、ちょっと待ってほしい。ここに素人アニメづくりのポイントがある。

まずは3コマ描け」である。


じっとがまんしてもう1枚描く。3コマ目は、足を振り終わったところ。前に出てる状態。

3枚描いた?

よし、これでやっと準備が整った。まだ短いアニメだけど、試しにGIFにしてみよう。

 

手順3・アニメーションGIFにする


3コマを反復させろ!

PhotoshopやGIMPを使っている人は、レイヤーからGIFアニメを組み立てることができる。やり方はこの場で説明すると長くなるので、GIMPならこのページ(この続きだと9から)、Photoshopならこのページ(ウィンドウが出てない場合は「ウィンドウ」>「アニメーション」を選択してから操作)を見てください。

ペイントの場合は、Giamというソフトが使える。使い方はこちらを見てみてください。

その他のソフトの場合は、GIFアニメ書き出しの機能があればそれを使えばいいし、なければ一コマずつ別のファイル名で保存して、上で紹介したGiamを使おう。(保存しないで直接コピー&ペーストもできる)
Macの人はGiamのかわりにGIFfunというソフトがあるようです。使い方はこちら


例。Photoshopだとこんな画面

さっき3コマ描いたので、これを[1]→[2]→[3]→[2]の順番で4コマぶんのアニメにしよう。2コマ目を2回使うのがポイント。これで反復の動きができて、キャラクターが生き生きと動き出すはずだ。


4コマの動き

ほら。1枚1枚の絵は適当でも、動かしてみるとけっこうそれっぽく見えたりする。「踊ってる」とか「歩いてる」とか意図さえ伝われば、あとは見る人の脳が勝手に動きを補完してくれるのだ。

ちなみに、さっき「3コマ描け」って言ったけど、これが2コマだとこうなる。


2コマの動き

ただ足が点滅してるだけに見える。初っ端でこれだとガックリして「もうGIFはあきらめよう…」って思うことうけあいである。だから最初は絵を3枚描くこと!

 

手順4・もっと描く


あとは2、3の作業を繰り返して、アニメーションを長くしていこう。ちなみに作例


これ


の前半部分は、いま作ったような3〜4枚のアニメの組み合わせと繰り返しでできている。

つづいて、後半の走っていくところも見てみよう。


半透明で全部表示してみます


コマ数が多いので描くのがすごく大変に見えるけど、よく見てみると1枚1枚の絵はけっこう適当だ。


ん?

んん?


インクのシミを見てなんの形に見えるかを答えさせられる、ロールシャッハテストのようである。でも、これでもアニメーションしてみれば、細かい動きは脳が保管してくれて、なんとなく走ってるように見えるのだ。これがGIFアニメづくりの面白い所であり、人間の脳の不思議でもある。適当を恐れずガンガン描いていこう!

というわけで、基本はここまで。あとは応用編として、error403さん(アニメ素人)からの、もう少し進んだアドバイスをご紹介したい。

 

・速い動きは全部描かない

ピューンって走らせたいシーンで、右脚あげて左手あげて右脚前に出して…、って動きごとに1枚1枚用意したら、枚数が増えてアニメが遅くなってしまう。さっき言ったように脳が補完してくれるので、適当に間引くのがいいとのこと。

 

・奥←→手前方向への動きは難しい

これをやるときは、パースを意識しなきゃいけない。遠近法により、人間は近くの物は大きく、遠くの物は小さく見える。アニメも同じで、奥行き方向に動かすときは、遠くに行くにつれてキャラクターを小さく、1コマの移動距離も短くするといいそうだ。

描くときは下の写真のように補助線を引くと描きやすいかも。


遠くに行くほど体が小さく、コマどうしの隙間も狭くなっているのがわかりますか?

以上、error403さんにきくイラストGIFアニメの作り方でした!


アドバイスをくれたerror403さんの家にあった本気本(ただしアニメ素人なので買ったけど読んでないとのこと)

 

中級編・イラストで作る まとめ

・背景は無し、または静止画が楽
・まず3コマ作れ
・1枚1枚の絵は適当でいい
・奥行き方向の動きは難しいからやめよう。やるなら補助線。

 

< もどる ▽この記事のトップへ つぎへ >
 

▲トップに戻る バックナンバーいちらんへ
個人情報保護ポリシー
©TOKYU MEDIA COMMUNICATIONS INC. All Rights Reserved.