ルイ14世を目指して
カーナビで確認してできるだけ近くに車を停め、そこから先は地図をたよりに海岸に向い、歩いてルイ14世を目指すことにした。
海岸はゴツゴツとした石だらけなのだが、突然ズボッと泥の中に足がもぐった。
なぜここだけ泥が?と思って周囲をよく見ると、すぐ横に崖崩れが起きた跡があった。
さらに進んでいくと、やがて…
これがルイ14世岩だ!
話によると、なんでもコレは “王冠をかぶったルイ14世の横顔に似ている”岩とのことなのだが…
まったくわからない。 想像力を脹らませて見ても「ジャバ・ザ・ハット岩」くらいが限界だ。
しかし、上に祠が建ってることからも、これがルイ14世岩であることは間違いないと思う。
しかしそれにしても、ルイ14世岩がちっともルイ14世に見えない。
そう見えるアングルがあるのかな?と思い、可能な範囲で位置を変え見てみたが…
そもそもルイ14世のイメージが私の頭の中であまりなかったので、家に帰ってからネットで調べてみた。
出てきたのはこれだ。
現代ではあまり見ない感じの、特徴的な髪型が印象的だ。
この肖像画を見て、私が「あ!」と思ったのは、ちょっと前に見たこの岩。
いや見比べてみると、どこがどう似てるのか説明しづらいが、あくまでも心に残った印象だけで判断すると、私には「似てる」と思うものがあった。(心の目で見るんだ!)
海側から見るのが正解?
ひょっとして、位置的に近い位置にある岩であるため、 「ルイ14世だ!」 と思って当時の外国人が示した岩が、別の岩として後世に伝わった…?
否。これも家に帰ってからネットで調べていてわかったのだが、ペンギン水族館から出ているグラスボートに乗れば、海岸線を歩く必要もなく、海側からルイ14世岩がよく見えるとのこと。
そしてどうも、この海側から見た様子がルイ14世に見える…っぽいのだが、よくわからなかった。 (今度乗ってきます、すみません)