デイリーポータルZロゴ
このサイトについて


とくべつ企画  
 
ビックアイス(BIC ICE)でアルバイト

 

8月末のうだるような暑い夏の日、前回のインタビュー時にお願いしていたアルバイトを決行してきました。

miooon/DEEokinawa



アルバイト場所へ

アルバイト場所は、今帰仁村のわるみ大橋のふもと。 前日に電話をしたら「朝の10時に現地集合で」と言われました。 ちなみに本島各地の道路沿いにビックアイスはありますが、アルバイトする子たちは一度各地の集合場所へ集まってから車でそれぞれの地域へ移動するそうです。 アルバイト先のわるみ大橋へ。 行ってみるとすでにビックアイスの冷蔵庫が設置されていました。


おおー!

現場到着の連絡を入れるとすぐにスタッフのKさんが現れ、店舗出店の準備をしてくれました。


これがビックアイスの冷蔵庫の中身だ!

電源などはなく分厚いクーラーボックスのような仕組み。 現在は白のバニラ味と黄色のシークヮーサー味の2種類があります。

出勤簿に記入します。


アナログですね。

さて、わるみ大橋にはここだけで扱われている特別なアイスがあります。

普段はカフェでしか食べられないワッフルコーン(300円)。


運搬が困難なためカフェの近くでしか取り扱っていないそう。

というかその横のもちかえりパック(1000円)、そんなのあったんだ。

作り方を教えてもらうついでに1つ頂きました。

ウワーイ!

朝のビックアイスは美味しいと聞いたことがありますが、昼下がりに買うよりも冷凍状態が良く、キンキンに冷えていてシャリシャリとシャーベット感が強く美味しかったです。 準備は整った。


さぁやるぞ!

アルバイト開始

わるみ大橋は本部半島と屋我地島を結ぶ橋。 橋の中央からは美しい景色が見ることができる、観光スポットです。

実際多くの人が近くの駐車場に車を止めて、橋を渡っていくのですが

誰も目にも止めない。

あれ??

さすがに午前10時からアイスを食べる人は少ないか!? しかしアイスを食べる人はいなくても暑いのです。


このときの気温32度。

パラソルはあるものの、真上から陽があたるので日影が小さい。

気を紛らわすために積極的に売ってみます。

「アイスはいらんかえー?」

陽射しがギラギラと容赦無く照りつけます。

・・・暑いうえに誰も来なくなった。

 

高校生じゃないの!?

お昼を過ぎると徐々に人が来てくれるようになりました。


アルバイト姿もだんだんさまになってきているんではないでしょうか。

売れた個数を記入しておきます。

暑さのせいか、ワッフルがワーフル(沖縄方言で豚小屋)に。

わるみ大橋は完成してまだ半年なので、珍しさもあってか地元の人も遊びに来ているようでしたが、その中の何人かに
「あい!あんたなんね?高校生じゃないでしょ!」とご指摘を受けました。

ビックアイスのアルバイト=高校生という図は定着しているようで、どうみても高校生じゃない人間がアイスを売っていることに、ひとこともの申さずにはいられなかったよう。

当日はtwitterでも
「チームDEEokinawa、ワルミ大橋のたもとで BIC ICE 販売中!  ワッフルコーンはここだけ。買ってね!」

と流していたのですが、返信にも
「うわーすごい違和感!!売り子が高校生じゃない〜〜www」
というコメントを頂く始末。

心はいつだって10代なのに!!

しょうがないので、高校生のフリをしてみましたが、


(パラパラのつもり。)

自分のなかの高校生像が1990年代で止まっているため、どうしても古くささを感じずにはいられないのでした。

< もどる ▽この記事のトップへ つぎへ >
 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ
個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.