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フェティッシュの火曜日
 
もうずっと野良犬を探しています

そして全てが明らかになった朝の銀座シリーズ

のらいぬさがし朝の銀座・シリーズ

朝の銀座で編プープーテレビはこちら
銀座ののらいぬ編プープーテレビはこちら


朝の7時40分集合。遠くから来る安藤さんはさらに「興奮して寝られなかった」そうだ。うんうん、わかる。多分飼い犬だけど。


のらいぬ探しは大人の遠足だ!

状況が変わっていた

この交差点通ったかどうか確認しにいくか、と挨拶がてらまた守衛さんを訪ねようとしたら衝撃の事実。最近めっきり通らなくなったそうだ。

これはやばいぞ。娘の保育園の送りを代わってもらって早起きして来たのに、開始5分で見つからないの確定なのか?


朝のルートを変えたのではないか?

また聞き込み

これはまずい、早く新しいルートを発見しないと銀座ののらいぬの目撃時間を過ぎてしまう。


「のらいぬならいっぱいいますよ」「ほら俺たちみんなのらいぬみたいなものです」そんな工事チームと出会う
「見かけたら電話する」と番号を聞かずに去っていく、昭和の喜劇みたいな世界だった

印象的な人たちとの出会い

聞き込みを重ねていくとすごいおもしろい人達にも出会う。この朝の銀座では女親方ひきいる「おれたちのらいぬみたいなもんですよ」という工事の人たちがすごかった。

喜劇映画を見てるような軽口を叩き、「見かけたら電話してあげる」と番号も聞かずにさっそうと立ち去っていった。夢のような手触りだ。

拝島で出会った遠くから野良犬のことを教えてくれたおじいちゃんもよかった。エールの交換でもしてるような気分になれた。


のらいぬさがしシリーズの特徴

印象的な人との出会い


拝島編で出会った、すごい遠くからのらいぬについて教えてくれるおじいちゃんもかなりぐっときた

朝の通勤ラッシュに聞き込みアタックをしかける
答えはいつも唐突に出てくる

見つかるときはあっさり見つかる

焦って焦って聞いて聞いて、を繰り返していたら宅急便のお兄さんが「ああ、カフェの犬なんですよ、あれ」とポロッと言う。

‥‥あっ。である。この人、答え言った!という静かな衝撃が走る。

やはり飼い犬、しかしそれでも見たいのだ。ここまで探したからその犬を見たい。


カフェののらいぬという新しいジャンルなのかもしれない

ここでタレコミにもどる

銀座のヤマダ電機近くのカフェの犬だと教えてもらった。近くまで来るとそこが最初のタレコミがあった地点の近くだと分かった。

そうか、ここでつながるのか、と、のらいぬ探しの醍醐味はやっぱりこういう瞬間だ。


マンガみたいな展開、「カフェ」の前に送迎用?のバイクが停まっていた

いた、白い犬

お店の人に犬がいませんか?と聞いたら、やっぱりいるという。ぜひ見せてくださいとお願いして、やっと会えた。

これだ、銀座ののらいぬ。


うわ〜、きれいなのらいぬ!

飼い犬に感激

あれだけ探し求めていた銀座ののらいぬがここにいる。こんなにきれいな犬だったのか。そりゃそうか、飼われてるもの。

でも飼われてる飼われてないはこの感動を前にしてどうでもよくなってしまった。

飼われてるのらいぬでいいじゃない。それで私たちが満足してるんだから、のらってことでいいじゃない。


ご近所でもやっぱり有名だというが、なぜ目撃情報をつかめなかったのだろうか
店名もシロちゃん

飼い犬に感激

カフェ・ブランシェという店名はこのシロちゃんからとった「白」という意味からきているそうだ。これぞ看板犬だ。

普段は事務所にいるらしいが、朝の出勤時やちょっとした外出にリードなしで歩いたりするそうだ。


「こんな幸せな犬だったとは‥‥」安藤さん談

幸せな飼い犬

私たちが探していたのらいぬとは全くちがう、カフェの看板犬だった。対極にあるような幸せな犬なのに、それでもこれだけうれしかった。

飼い犬でこれだけうれしいなら、のらいぬを見たらもう安藤さんは死んでしまうのではないだろうか?


重大な気づき。今日のワンコってこういうコーナーじゃなかったか。

だが、なんだっていい!

「おれ渾身の作なんですけど」と安藤さん仕切りの最新作は美味いもの探しに走っている

毎週金曜のらいぬさがし

知ってみれば「なぁ〜んだ」だけども、知るまでがおもしろいのだ。

インターネットで検索をして答えが出てくるあの早さ。便利なんだけど、なんかおもしろくないんだよな。そんな思いの対極にあるのがこの聞き込みエンターテインメント、のらいぬさがしだ。

次はどこに探しにいこうか。檜原村か、松戸の先か。当サイトのライター西村さんからは「月島で見た」という情報もあるし、茨城在住の同じくライター加藤まさゆきさんからはのらいぬ写真が送られてきた。

どこでもいいのだが、次こそは飼われていないのらいぬを見たいと思う。

果たして都心に一番近いのらいぬはどこにいるのか?もしご存知でしたら、編集部までメールをお送りいただくか、twitterにて「#norainu」とつけてツィートしてください。


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