ふしぎな宇宙感覚に入ってみる
まずは「ミステリーハウス」から入ってみよう。それはそうと「宇宙感覚」ってなんだ。
ここは普段は誰も居ない無人の施設だが、この日は祭りだったからか途中から店主の方が来られた。
入場料を支払う改札口がある建物はお土産屋にもなっており、ミステリーハウスの出口は店内に繋がっている。 ただ、普段は店も無人の状態なので
『出口は閉めております。恐れ入りますが、入口にまわって出てください』
との張り紙があり、入口から出る手順となるらしい。 確かに前に来たとき、入口まで戻って出たような記憶が・・・。
ってことは、普段はおみやげ店『DREAM SHOP』にも入れないってことか。
普通の床はすぐに普通に歩けるようにはなったが、部屋の中の階段の昇り降りについては、どう練習しても困難だ。
店主のおばさんにレッスンを受ける
入場後、暫く1人で慣れない斜めの空間でヨタヨタと歩いていたのだが、その後店主のおばさんが入って来られた。
取材で来た旨を伝えると、すごいスピード(多分地上での早歩きレベル)で立ち方や歩き方のコツなどを色々披露してくれた。 オープン以来20年間、頻繁に斜めの空間を歩き続けてきたプロだ。「普通の地上となんら変わりなく行動できる」らしい。
自分がこの空間で凄くゆっくりした速さでしか行動出来ないせいか、余計に動きが速く見える。 スタタタタタスタタタタとあっという間に階段を昇ったり降りたり、また昇ったり!
階段については、床の面から垂直に立つのがコツなのだそう。なるほど・・・。
教わっても昇れない階段があった
さっき昇り方を教わった階段のほかに、もうひとつ階段がある。どういう訳かものすごく急に感じる、昇るのが困難な階段だ。 両手でしっかり手すりを持って昇ろうとしても無理!!絶対無理!!
だがしかし、これもおばさんは難なく両手離しでスタスタと昇っていった。 自分があんなに昇るのに苦難した階段をあまりにスムーズに昇り降りするので最初目を疑いつつ 「ええええ!?大丈夫ですか!!?」 と何度も声を掛けてしまったが、 「慣れればこのぐらいどうってことない」 と全く平気な様子。 すごい技を見ているような気分で、感嘆しつつ見させてもらった。
一応やり方を教わってその通りにやってみようとしてみたが、すごくきつい。ちょっとでも動くと滑り落ちそうだ。
20年のベテランなら当然なのかもしれないが、頻繁に出入りしていればスムーズに歩けるようになるらしいということはよく分かった。
写真を重力が向いてる方向と垂直になるよう回転させると以下のような感じ。 その場に居ると混乱してどっちの方向へどうすればいいのか全く分からなかったが、こうやって写真を回転してみてようやく現象を理解した・・・。
ちょっと話は変わるが、ミステリーハウス内のあちこちにこんな風にヒラヒラとリボン状のものが舞っているのは一体なんなのか気になっていたが、ツバメが中に入って巣を作るのをこれで防止してるらしい。なるほど・・・。