BOOK OFFのいいところのひとつは価値基準が「本の痛み具合」最優先なところ。よってシーズン若干すぎたインテリア雑誌のほとんどがその考古学的価値そっちのけに100円だ。というかインテリアのコーナーで「100円」の値札をみるとは、ぽいぽいと買ってきた結果がこれである。なのでこれ全部でざっと20冊くらいだが、値段は「まぁまぁいい値段の写真集」1冊くらいのものだ。安い。うれしい。
インテリア界オシャレ極北のエル・デコにあっても、15年前には隙があるという話
で、こんなにインテリアの雑誌を買い込んで何をしているかというと、それはもちろん、いろいろ並べて比べてたのしむのだ。といってもインテリアの専門家ではまったくないので、なんというか、七ならべとか神経衰弱に近い。いまとむかしをくらべたり、同じ年代でくらべたり、するわけである。
たとえばインテリア界トレンド最先端をひっぱる雑誌、『エル・デコ』(アシェット婦人画報社)のいまとむかしをくらべるとこうなる。 |