ちょっと暖かくなってきたと油断すると、いっせいに見ごろを迎えてしまうあいつら。当方はその景観に焦りつつもなかなかスケジュールが合わせられず、足踏みするうちいつしかシーズンオフに…毎年その繰り返しだ。その焦りも込みで「桜」なのかと思う。
きっちり週末に咲くとか、せめて見ごろを1週間持続させるとか臨機応変に対応してくれればいいと思うが、彼らはおかまいなしである。こっちが合わせなければならないとは、なんと鷹揚なことだ。育ちがいいに違いない。
ああ花見したい。花なんてほとんど見ちゃいないようなもんだろうが、桜がまだモコモコしているうちにその下で宴会を、ぜひとも、したいのだ!
ステレオ、わくわくする響き
そんなとき、ふと一冊の蔵書を思い出した。「ポケットに仏像」(新潮社)という本。「3D
STEREO MUSEUM」とある。 |