僕 「“おかあさん”って呼ばれて嫌じゃないですか?」
おかあさん 「ぜんぜん嫌じゃないわよ。だって本当におかあさんみたいな年齢だもんね。逆にそう言って親しんでくれるのは嬉しいことよね」
僕 「やはりこのお店って“おかあさん的な人”しか働けないんですか?」
おかあさん 「そんなことないわよ。いちおう18歳から募集しているから、若い娘も大歓迎みたい。でも実際にはやっぱり、おかあさんみたいな人が多いわね」
僕 「これからも“おかあさん”もしくは“ママ”って呼んでいいですか?」
おかあさん 「もちろんよ」
たいした話は聞けなかったが、どうやら「おかあさん」と呼ばれることは嫌ではないらしいということが分かった。 |